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2011年12月19日 (月)

【SWTOR】SWKOTORと比較して。

 SWTORの一般ローンチが目前に迫っていますが、当然のように"Star Wars: Knight of the Old Republic"(SW:KOTOR、2003)への注目度があがっているようです。(GameSpotの読者閲覧数人気ランキング)

 思い起こせば幾星霜(大げさだが)、Biowareについては既に"Baldur's Gate"シリーズ(1998,2000、日本語版は1999、2001)、あるいは"Neverwinter Nights"(2002、日本語版は2003)でファンになっていましたので、リリースからあまり時間をあけずに購入した。

 でもちょっと、上記の日本語ローカリゼーションの素早さを見てください(全てSEGAローカリゼーションチーム)。月数でいったら9ヶ月以内など1年費やしていないものもある。
 BGと同じエンジンを用いたInterplay"PlaneScape: Torment"(1999)については日本語化を断念しているが、同じくInterplayの"Icewind Dale"(2000)については日本語化が行なわれている。

 残念ながら、KOTORについてはルーカスとの問題もあったせいか、日本語化はなされていない。

 これは非常にもったいないことだと思う。なぜなら、上にあげたどの作品よりも(優れているとは言わないものの)、日本においても必ず絶大なる人気を博したはずだからだ。

 一方で(壮絶に脱線するが)BetherdaのPRGのゼニマックス(実際にはスパイク)によるローカリゼーションは"Oblivion"(2006、日本語版は2007)から。しかもプラットフォームはコンソール機であった。
 逆にこれはラッキーだったのかもしれない。その前作、上述のNwNと同時代のTES三作目にあたる"Morrowind"(2002)はお世辞にも日本で大受けするような内容ではない。「自由度」とか「オープンワールド」とか今では簡単に言うが、ようするに"Morrowind"ではほおっておくと「何も起きない」のだ。観光ゲームと揶揄されることもある。残念ながらサイト・シーイングとしてみても(最新作の"Skyrim"に比べるのは酷ではあるが)そんなに見ごたえのある風景でもない。漫然とプレイしていると、休日一日が本当に観光だけで終わる日もある。

 "Oblivion"はそれなりに「掴み」も(王殺しという陳腐なネタだけど)あるし、なんだか知らないうちに事件もぽんぽん発生するから飽きない、飽きさせない。あくまで推測だが、世界中でも"Oblivion"からTESに入った人が多いこともあって、好感度が非常に高くなり、今回の"Skyrim"(2011、日本語版も2011)の10百万本出荷という偉業が達成できたのではないかな。そうそう"Fallout 3"(2008、日本語版も2008)ももちろん下地作りに貢献していますね。

 第一、あの"Morrowind"の時代、あのソフトがまともに動くPCなどどれだけのファンが有していたか心配になるくらいだ。

 もちろん個人的には"Oblivion"によく見られる「早くこっち来いよ!」みたいな「引き」はあんまし好きではなかった。ドラマ性を高めざるを得ない物語設定であるから、仕方がないとはいえ、モブのスケーリング(PCのレベルアップによってどんどん強力になっていく)も、「なんだよ、これ必要だったのか?」と言いたくなった。レベルアップの定義上の問題があったのかもしれない。こなれているとはいえないスキルアップ制の問題でもあります。

 これ、あんまり書いているとこの後"Skyrim"を絶賛する内容になっていきそうなので、ここら辺でやめよう。世界中の皆が褒めているものをここで褒めてもあまり面白くはないね。
 でもトッド(ハワード)はいくら褒めても褒めすぎることはないと思う。

 SWTORとKOTORを比べるのは、果たしてどうなのか。ソロRPGとMMORPGを比べて意味があるのか。 

 ないでしょうね。でも海外大手ゲームサイトのユーザー・コメントなどを見ていると、KOTORが面白かったからSWTORに期待する向きを「嗜める(たしなめる)」ものも多い。

・WoWがキライなら手を出すべきじゃない。

 何度も書いているようにWoWクローンであることは間違いないです。そういう呼び方がお気に召さないのであれば、「MMORPGのデ・ファクト・スタンダートとなったWoWのシステムを」ほぼ真っ当に踏襲している。目ぼしい違いは、NPCに至るまで膨大なヴォイス・オーヴァーがあることかな。

 MMORPGがキライなら手を出すべきじゃない。わざわざ言うまでもなく当然の指摘ですな。かつての私のように食わず嫌いでなければ、だけど。

・ライトセイバーはKOTORほど快感ではない。

 まず、ジェダイたるもの、ライトセイバーを「快感」とか「愉楽」を追求するために振り回すな! ってシスのほうはそれでいいのか・・・。

 「どーせ、ただのキャラクターもの、ライセンスものだろ?」とはすに構えてKOTORをプレイしはじめた私が、まず最初にイスから転げ落ちそうになったのがこれ。
 とにかく素晴らしすぎるのだ。いや、この世の中にライトセイバーなるモノはないので、映画の中の風景で知っているだけなのだが、KOTORでは、まさにあのブンブン振り回す感覚を再現していた。 
 残念ながら、今の時代に、じゃもう一度遊ぶか、というとグラフィック面から疑問符はついてしまう。実は「試しにやってみるか」とだいぶ前に思いついたのだが、パッケージを再インストールしてアップデートするのが面倒くさいので、Steamで安価で購入した。はじめて冒頭2時間くらいで「うーん」となってやめてしまった。3Dスキンの賞味期限はあまりに短い。 

・フォースが気持ちよくない。

 まず、ジェダイたるもの(以下略)。

 これと上述のライトセイバーのおかげで、KOTORをジェダイ以外で遊ぶ趣向がだいぶそがれる。もっとも主人公はKOTORも続編KOTOR2もどちらの場合もあくまでジェダイ(正確じゃないが、そう言い切っておこう)。パーティーに参加するほかのクラス(銃器を用いるクラスやドロイドなど)のキャラを操作できるのだ。
 いや面白くないわけじゃないが、ライトセイバーとフォースの威力(強さじゃなく見せ方)が圧倒的すぎる。 

 上記ふたつはSWTORでは、ジェダイ(のことしか書かないけどね)のナイトとカウンシルに分けられてしまった。ナイトはウォーリアー・タイプでライトセイバーを振り回すのがメイン。カウンシルはライトセイバーも用いるが、フォースの力をメインにするスペルソード的役割。MMOでいうと前者がタンクで後者がクラウド・コントローラーというかというと、上級クラスもあるので、そこまでハッキリしているわけじゃない。

 しかもMMOエンジン上で再現するのですから、色々とかなり制約がきつい。実際やってみて確かにそんなに面白いわけじゃない。下手すると半島国ものでもっと派手なものがいくつかあるだろう。

・物語が派手に分岐しない。

 Laffyさんも書いていたが、なにごとも一発勝負のMMO。普通何かの大きな判断(大抵キャラメイク)をしくったら、泣きながらキャラデリしかない。 
 そのすでに熾烈な世界の中で、敢えて加えて「ポイント・オヴ・ノー・リターン」が存在する痛恨の選択をプレイヤーにさせるわけがない。

【アドバイス】実はスマグラー編で、おそらく殺してはいけなかったはずのある女性を「裏切り者め!」と射殺してしまった(まさかそうなるとは思わなかったのだが、パラフレイズがちょっとわかりにくかったの)。その瞬間コンパニオンが「ええーーーっ?!!」と騒ぎ始めたので、脊髄反応でとっさにEscキーを叩いた。
 そのカットシーン冒頭に戻り、全てなかったことにされました。二回目ではその女性は見て見ぬ振りして見逃した。
 どれだけ致命的な決断だったのかわからない。でも、全体から見ると(コンパニオンにメチャ嫌われる以外)大したことではなかったのではないかな。
 「やべえ」と思ったらEscキー。カットシーン中は常に有効みたいですよ。もちろんフィールドでは無意味。

 たしかにKOTORでは「まぢかよ」という過酷な選択をすることもできた。ライトサイド・ダークサイドの表現の一環として欠かせなかったのでしょうね。

 ただし、同行するコンパニオンに嫌われるような選択を続けたら最後は愛想を尽かされていなくなる、とか、あんまり調子こいているとジェダイなのにダークサイドのポイントがたまっていっちゃうとか、面白い仕掛けはあるので、これもLaffyさんも触れておられたが、BioWareらしさがないわけじゃない。

 ちなみに私の場合、ジェダイ・ナイト♀のプロローグ編は終始一貫優等生でプレイした。ジェダイ・カウンシル♀は趣向を変えて、種族をあの頭に長い触手の生えているTwi'lek(トウィレックであってる?)にして、上から目線のお調子者でプレイしてみた。

 あのね。ちょっとしたクエストですごく強引な解決策を選ぶとするでしょ。そうすると「誇り(プライド)は美徳ではない」つうか、「プライドはジェダイの道ではない」と怒られるでしょ。
 
ダークサイド・ポイント(シス・ポイント)がいただけるでしょ。

 BGMがね、元々聴こえるか聴こえないかくらいの音量だったんだけどね。あの「ルールー、ルルルルー」っていう、そうそう由紀さおり、じゃねえよ、シスのテーマに変わるのよ!
 映画のエピソード2でアナキンがメチャクチャな殺戮をするところありますよね。あんときも聴こえたかな。宇宙皇帝のお出ましの場面なんかに聴こえるやつ。
 これはねー、かなり精神的にダメージくった。シス・ポイントが溜まるのが怖い。
 BioWareのことだから顔つきまでおどろおどろしくなるのかしら。いやMMOだからそれはないか・・・。

 確かにKOTORが成功したいくつかのポイントは残念ながら、MMOでは再現できていません。モブにしたって、KOTORのモブは動きから何から格好いいかんね。
 でもMMOだと思って遊ぶなら、それなりに愉しいと思う。
 意外と銃撃戦だって(MMOにしては)面白い。

 ソロプレイでは、大事なコンテンツを見落とすことにもなるけど、結構元は取れると思うけどね。

 8つのクラス(上級クラスを入れると16クラス)、4つの惑星でのプロローグ。クラスのうち二つずつセットになって同じ惑星なので、コンテンツも被りますが、それを割り引きにしたって10時間並の物語を4回、40時間は優に遊べる。
 しかも、それはまだプロローグ。

 首都コルサント(でよかったっけ?)に到着したらすっかり同じコンテンツになるのかと心配していたが、メインはともかく、ジェダイ・ナイトとスマグラーの物語は(舞台こそ一緒だが)全然違う。

 まあ、いずれパーティープレイが必須になる瞬間がやってくるのかもしれないけど、ソロを貫いてもこれは100時間は遊べるな。

 レイドなんかは自発的に手を挙げないと無理だろうけど、軽いコンテンツなら現地で拉致られてパーティーに参加できるしね。

 ぼちぼち遊べますわ。

 まあ、英語はね。インジケーター類は充実しているので、ほとんどいらないと言い切っていいけど、少しはわかってるほうが面白いですよ。
 なんだかわからんうちにシス・ポイントいただいて「ルールー、ルルルルー」になっても気にしないなら別だけど。私はいやだ(笑)。

 

 

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コメント

>> 「やべえ」と思ったらEscキー。カットシーン中は常に有効みたいですよ。もちろんフィールドでは無意味。

うはははは。やべえと思ったらSpaceキーじゃなくて、ESCキーですね。

>> BioWareのことだから顔つきまでおどろおどろしくなるのかしら。いやMMOだからそれはないか・・・。

 βテスターの方の話だとこれもありそうですよ。Sith Face Corruptionってビデオがありましたけど、こんな風に変わるんだそうです。目が落ちくぼんで赤くなって、顔色も悪くなってる感じ?
http://laffy.tea-nifty.com/photos/mota/war_2047.jpg

反対に良い方だとどうなるのかしら。頭に輪っかでも付くの?

ふたつめ。
 やっぱそうなのか。BioWareだから。これもKOTORどおりです。
 KOTORだと善い方はワッカじゃなくて後光(オーラ)が射(さ)したのでしたけどね・・・。

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