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2011年12月18日 (日)

【Skyrim】メタモルフォーゼ考

 Morrowindからこっち、New Vegasでもそうですが、Bethesdaのオープンワールド系は引き際が難しい。

 全スキル100にする気も、全てのクエストを手当たり次第にクリアする気もないが、とはいってもどんな按配で次のメイン・クエストのステップ(らしきもの)に取り組むのがいいのか。

 ノード・ノーキン・ウォーリアーとしては、「誤って」魔法学校とか入門しちゃったけど、「これロープレ的にどうなの?」と思い入り口でローブだけもらってやめた。同じくバード学校も違うよなあ・・・、と思っている。

 おっと、次のネタからネタバレか。しょうがない、「続きを読む」の下へ。

 それなのに(そこまでロープレを気にしているのに)、TESシリーズを通して、決してなりたくもないあれ(ヴァンパイアリズムじゃないほうのあれよ)にはいきなりされてしまった。とっても悲しい。もちろんヴァンパイアにもなりたくない。

 もう「あれ」とか言わなくていいのか。ライカンスロピー。TESの場合は狼男。

 だってMorrowindのときなんてなかったんだぜ。あれは確かエキスパンションで追加されたのだ。Bloodmoonだね。(ちなみに調べるとDaggarfallにはあったようだが、よく知らない)
 そんでもってOblivionには・・・、なかったよね? エキスパンションのほうがうろ覚えなんだけど言い切っていいかしら。

 逆にMorrowindにはなかったが、Oblivionにはヴァンパイアリズムがあったかな・・・。エキスパンションじゃなくて本編だったはず。

 Skyrimでは、両方入れられてしまった。

 これでゴーレムがきたら「怪物くん」三大モンスターそろい踏みだぜ。

 あっちのプレイヤー、こういうのどんだけ好きなんだよって感じ。

 そして、わけもわからずライカンスロープにされてしまったうちのドラゴンボーン。 

 うわっ、なんだか知らないうちに病気くった、うわっ、これ喰っちゃ(触っちゃ)いけないばばっちいやつだったのか!というTES独特の楽しみが全部奪われた。ディジーズ・インミューンて。もったいない・・・。
(ライカンスロピー、ヴァンパイアリズム自体が、病気、ディジーズの扱いだから、他の病気に対してインミューンなんだそうだ)

 DnDパラディンじゃないんだから。いやDnDではディジーズ・インミューンなんて飾りみたいなフィートであったし、キュア・ディジーズなんて、クレ様がパーティーに大抵いるのにいつ使うんだよ!ってなもんだし。

 それからリアルでは超夜型だが、ゲーム内では「快適な目覚め」で能力ブースト!って趣向が好きだったのに、それもなし。ぬー。ベッドで寝るインセンティヴがなくなったんだよね。

 そうなるとお約束のキュア(治療)を探す、ってのがあるんだろうな。なんかそれを一生追い求めている大御所とかいるし。

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 ああなって、こうなって、気がつくと、エアラ姐さんとふたりきりで雪上で・・・、こっちだけ真っ裸?

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 申し訳ないがさすがにこのての趣味はないんですけど。第一寒い。ノードじゃなかったら凍傷になる。プレイとしてもかなり上級編。

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「つべこべ言っていないでさっさと歩きなさい!」
 う、やっぱやるんですか?

 よく考えたら、装備も全部持っているので、ただちに着用すればよかったのね。

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 前から思っていましたが、このコンパニオンなる一団。誰もがほんとに目つきが悪い(つまりそうゆうことだったのだね)。エアラ姐さん、もちろん私の好みのストライクゾーンに入りますが、これで睨まれるとねえ。

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「なんか言った?」
「いえいえ」

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 ああ、やっぱそういうことなのね。

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 ウェアウルフ・ハンターたちのアジト。

 確かに、ハンターどもに狩られたウェアウルフの頭部がいくつもトロフィーとして飾られているし、執拗にトーチャーされていたらしき個体も見つかる。

 ウェアウルフ・ハンターたちから見れば、ウェアウルフは「都市」の文化とは相容れない「異質」な存在である。その異形だけではなく、俊足・怪力でもあるし、なにしろ身分を隠蔽できるわけだから、統治者のコントロールが及ばない。そういう理由で「邪悪」な存在にもなる。統治の側から見ればこの狩りは「正義」だ。
 だがSkyrimの世界に限っていえば、実はライカンスロピーには(上述のようなちょっとロープレの興を殺ぐ点を除くと)なんの不利益もなく、邪悪な行いを犯す必要すらないのである。(Morrowoind/Bloodmoonではそうではなかった。まずライカンスロピーは他者に感染してしまうし、もっと重大なことにはブラッドラストなる耐え難き欲求によって夜な夜な殺戮を繰り返さない限り弱体化してしまうからだ)

 今気がつきました。Dragon Ageのグレイ・ウォーデンは、私はずっとヴァンパイアリズムのヴァリエーションだと思っていたが、Skyrimのウェアウルフに似ていますね。イニシエーションは血を飲んで暴力的なトランスフォーメーションを遂げることであるし、ウォーデンにはブライトに対するイミューニティもある。
 SkyrimのライカンスロピーはMorrowindのそれを毒抜きした感じであります。グレイ・ウォーデンも、ヴァンパイアやウェアウルフなどメタモルフォーゼ能力を有するキャラクターを毒抜きした形と考えてよいのでしょう。 

 上に関連して、次はSWTORを遊びながらまた思い出して、いつかまとめて書こうと思ってたんですけど、果たして商業ゲームで本当の「悪」は成り立つのかって話題。

 「悪」といってもおとながお子ちゃまに諭すようなレベルではないのはご承知のとおり。だけどそうなると「善」(普遍的な「善」)とはなにかという、古今東西の大学者が頭かかえて一生考え抜いたってとても答えなんて出そうにない(出てもいない)命題に触れなければならなくなってしまいます。

 チラ見しただけだけど、SWTORのほうだってシスが冒頭でやっつけるのは、やっぱほとんど小悪党なんだよね。本当の無辜の人々を片っ端からなぎ倒すようなことはなく、盗掘屋とか、なんだかしょぼい悪者を叩き斬るレベル。

(なんだかんだいって、帝国は映画本編では惑星ひとつは吹き飛ばしてるからね。それは間違いなく邪悪な行いなんだろうが、あそこまでになると、あまりにスケールが大きすぎてもう受け取る側の感覚として麻痺してしまいます。ちなみに古来サイファイの世界における宇宙最大の邪悪のひとつは「スター・デストロイヤー」でした。「スター」だと恒星系を丸ごとひとつ吹き飛ばすってことになるのか。「レンズマン」シリーズなどを参照。「ギャラクティカ」のサイロンのモチーフも近い)

 DnDでは、ご承知の方も多いだろうが、秩序と混沌の軸のほかに、善、中立、悪の軸があってその組み合わせを「アライメント」と呼んでいた(今はかなり変わった)。
 公式ガイドブックでは、プレイヤーが「悪のキャラクター」を演じるのは推奨されていませんでした。
 DnDでいう悪は、高尚なレベルの善悪論まではいかなくても、かなり真剣なレベルの邪悪のことだから。映画「ダークナイト」のジョーカーくらいメチャクチャやらないとダメ。あそこまでやらないと悪じゃない(あれはDnDでいう「混沌にして悪」の類型ですけどね)。
 でもハリウッドでもエンターテイメントを標榜するなら、あのくらいが限界かな。

 DnDのMMO、DDOのPC(プレイヤーズ・キャラクター)は元から「悪」は選べない。善と中立しかない。たしかにそれが不満だと騒いだガイジン・プレイヤーはいたけれど、商業ゲームじゃそれが限界だろう。

 Skyrimに戻ると、ライカンスロピーの話題って「マルチ・カルチャリズム」の問題なんすよね。日本語訳では「多文化主義」とか言われているようだ。
 例えどのような(例えば近代西洋文化からみて、極めて異質だったり、おぞましかったりする)規範を抱いていたとしても、その文化もひとつの文化として他の(例えば近代西洋)文化と併置されるべきであるとする立場ですかね。
 最近では例えばイスラムのある国の刑罰が、西洋近代文化からみてあまりに理不尽で熾烈な過酷さを有しているとみなされる場合でも、それを尊重すべきかどうかという文脈で語られたりする(もちろん、そんな表層的なレベルで留まる話題ではありませんが)。

 ライカンスロピーとかヴァンパイアリズムは「病気」だろ、「文化」じゃないだろ?という反論あるでしょうが、もちろん比喩的な意味ですよ。以前触れたフーコーの「狂気の歴史」のテーマにも通じる。

(もちろん、話はSkyrimのライカンスロピーに限っています。Skyrimのヴァンパイアリズムはまだ良く知らないので予想でしかないんですが、一般的に他者の生き血を必要とするとなると、それはそもそも「邪悪」であるから「多文化主義」のテーマにそぐわないと考えるか、いやいや、それを考えてこそこのテーマの本質を追究することになるのか、なかなか難しいし、そんなのここでやる話題でもない。うーん、読み直したら「カニヴァリズム」がぱっと浮かんだが怖いからやめよう)

 一方で、「カルチャル・プルーラリズム」というものもあるそうで、訳語は「文化多元主義」が当てられているそうだ。そちらは(例えば近代西洋文化などの)支配的な文化規範の枠組みの中で異質な文化を許容する立場だから、すでにお気づきのようにそれは近代西洋文化の視点から良し悪しを判断してるんじゃないの?という指摘がある。もちろんアメリカ合衆国がその例です。

 ヤールが割拠するSkyrimの領土で支配的なノードの文化からしても、デイドリック・プリンスが生み出したとされるライカンスロピーは畏怖されこそすれ、許容されることはないのではないか。プルーラリズムにおいては、個々の非支配的な文化は、支配的な文化の規範・枠組みに適合したうえで、何らかの貢献・寄与がある前提で許容されるというので、(ライカンスロープは少なくとも武力においては優れた資質を有しているので)あながち成立しない話でもないのかもしれないですが。

(いや私がまだプレイの途中で知らないだけで、実はしっかりと統治者らと握っちゃってたりして・・・)

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 仕事しろ言われてますけど、色々理由つけて遠ざかってます・・・。 
 

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 ちなみに本編のほうは、こんなところまで進みました。

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 似たようなテーマのDA2のDLC、MotAより面白いのがくやしい・・・。

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 こいつら殺さないように、どんだけ苦労したか筆舌に尽くしがたい。

 なにが馬鹿かというと、スニークなんかできないノーキンキャラなのに手ぶらで来てしまったのだ。リアルの旅立ち前に慌ててクエスト受けちゃったから、事前に持ち込む装備を渡すとかなんとか忘れたらしい・・・。

 手ぶらじゃ衛兵と戦うだけでもかなり辛い。だからといってスニークなんてもっと辛い、と、書こうとして今思いついた。

 そうか。ここでウェアウルフになればよかったんだ!

 ほんとに馬鹿だなあ。ウェアウルフをイヤイヤやってるからだな。 

 でもそれは使わずとも、何度もやり直し、ものすごい時間をかけて何とかなりました。詰まずにはすんだ。

 ほうほうのていで村まで戻ってまいりましたところ。

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 ほんと、これやめてくんねえかな!

 長いクエストを終え、どっぷり疲れて街や村に帰ってくると、きまってこの空襲だぜ。

 だいたい潜入ミッションだから、装備なんて衛兵からへっぱがしたものだし、武器なんて修行もしてないワンハンだし、ノーキンだから魔法なんてしょぼいし、第一、弓持ってねえっ!

 慌てて装備を取り戻しに帰って、なんとか。

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 タイミング考えろや、こりゃーっ!

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 ざすっ。
 

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 おばちゃんのセリフがすごいね。ちょっとは体が暖まったって、これだけの大騒ぎ、単なる肩慣らしだったんですか。  

 でもこんな小粋なセリフが仕込んであるということは、このブラッド・ドラゴンはこの展開だと必ず登場したのかな。

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 はいはい、見世物じゃないよ。

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 庶民根性がこれほど疎ましく感じた瞬間はない。

 おーい、アネッカさんよ。早くこっち来てよ。ドラゴンの皮とか骨がまた重くてしょうがねえや。
 
 ドラゴン、ウェアウルフ、ヴァンパイア。

 あちらのにーちゃんたちが大好きだから出せ出せいうのはわかる。

 でも、しばらくおなか一杯です・・・。

 ちなみに、diplomatic immunityのほうのイミューニティーは、外交官特権のあれですな。

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