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2011年11月30日 (水)

【SWTOR】WoWクローン・ウォーズ

 いや、中身は思いついていないのであるが、一発ギャグのタイトル思いついちゃったんで書いちゃった。

 もちろん英語圏などではこのギャグはもう誰でも使っているのかもしれない。(検索中・・・、見つからないな。もうずーっと昔に終わったネタかもね)

 うーん、何書くべ(今からか!)。

 SWTOR、誰がどうみたってWoWクローンである。もう完全に開き直ってる。むしろ設計思想も見かけすらも完璧に優等生的にコピーしようとしている感じがある。とはいえ私自身WoWにコミットしたプレイヤーでもないので、WoWクローンとの比較で述べているだけですが。

 哀れ悲惨な末路を辿ってしまったCryptic。私が密かに期待していたDnD4.0準拠の、MMORPGではないマルチプレイを実現しようとしたNeverwinterは大陸国の会社に買収されたとたん、ジェネリックなMMORPGに方針転換されちゃった。

 かつてCryptic(City of Heroes/Villainsで有名)のCOO(もうクビになったかな)が「良質なMMORPGなんて俺たち9ヶ月でちょちょいのちょいで作れちゃうんだよな」とのたまって、Star Trek OnlineとChampion Onlineを(無謀にも)ほぼ同時にローンチした。親会社Atariの財政がマジメに厳しかったというお家事情もある。

 そのニ作品が曝された厳しい批判はほぼ完全に一致している。すなわち「ローンチ時点のコンテンツがあまりに不足している」こと。ベーターでカンストできちゃうこと。すぐにド暇になること。
 それなりのサブスクライバーは集め、Atariの収益に少しは貢献したという説もあったが、結局開発コストを賄うことができず、Atariから大陸国のPerfect Worldに丸投げ叩き売りされてしまった。

 そのニ作品が極めて辛らつなプロ・レヴューを受けたことに対して、CrypticのCOOがゲーム・メディアのそこここで反省行脚をしていた時期がある。面白いのでまとめてみる。

 MMORPGでは、ローンチ時点で実装していなかったもの(こそ)を欲しがるユーザーの声が大きいのが普通だ。例えばPvP。例えばもっと込み入ったクラフティング。開発側は、そんじゃやってみようかと「ユーザーの声」を頼りに追加で開発して実装しますよね。
 有料サブスクライバーという開発者にとって意味ある数字には、実はなーんも反映されないのだ。増えも減りもしない。すなわちただ働き。すなわち骨折り損。ユーザーの声は変な声? 

 そうではなくて、MMORPGの場合、ローンチ時点に実装していなかったものは、たとえ後からいくら頑張って付け足したって意味がないという真実に気がついた、と彼は述べていた。
 FFXIV。サルベージ(沈没船を引き揚げる、そこから物資を回収する、まさにそれのこと)中ですね。いっそ一からもう一度作り直しちゃったほうが早いし、きっと交替した開発チームは本質的にはそうしているのでしょう。つまり、ダメ出しされた元をいくらいじくったって、コンテンツを追加したって、もうだめなんだよ、とCrypticのCOOは苦い反省とともに述べていたのです。

 MMORPGはユーザーと開発者が一緒に育てるもの。小さく生んで大きく育てるもの。黎明期はそうだったのでしょう。だって誰もMMORPGなんてコンセプトを知らないんだから。例外はあるかもしれませんが、今はもう通用しない。

(コンセプトとしての例外、成功例にE.V.E.をあげる人がいる。一方でLB(ギャリオット氏)がTabula Rasaで何か変わったこと(NCの言うところのグラウンド・ブレーキングで真にユニークな何か)をやろうとしていたが財布を握っているNCはやっぱそれを認めなかった例もありますよね)
 
 さらにMMORPGではローンチ時点のサブスクライバーがその後経時的に増えることはないという仮説。これも黎明期のタイトルやデ・ファクトなスタンダード・フォーマットを実質的に確立したWoWなどでは嘘でしょうけど、実は他のほとんどの(WoWクローンかどうかに係わらず)タイトルに通用しちゃうんですよね。
 だからサルベージが必要なMMOのマーケティングでは、新規顧客獲得よりも、「引退」、「休止」したプレイヤーに対するウェルカム・バック・キャンペーンが重視されたりする。

 SWTORがスタートダッシュでどこまでいくか、に個人的に非常に興味があるのもそこなのです。
 SWTORは、Crypticの落ちた罠にはおちていないようです。つまり、ローンチ時にはありとあらゆるMMO的コンセプトを実装しておかなければならない、ということを忠実に守っているようです。何一つ目新しいものはない、悪い言い方をすればジェネリックであるとはいえ、MMOだからきっとあるよねと思いつくものはほぼ網羅的に実装されている。

 そしてSWTORがWoWクローンであることはやむなし、むしろ必勝法はそれしかないのであるという、倒すべき相手を完璧に模倣するしかない、という悲しい現実があることもハッキリわかるかなと思っています。

 MMORPGの宣伝には「完成形」、「次世代」、「新機軸」など踊っていることがありますが、ただでさえ敷居の高いそのジャンルに、既存ユーザーの敷居まであげちゃう「新機軸」を実装することは果たしてどうなの、という根本的な問題ですね。前述のTabula Rasaの失敗もその一例。

 WoWのaging(疲労)問題が言われますが、疲労しているのは別段WoWのフォーマットじゃないんでしょう。終わりのない果てしない物語を標榜していたWoWですら、もう一部のコア・ファンは物語に疲れちゃったということなんでしょうね。

 いや、WoWのフォーマットが制度疲労してるんだよ、だとすると・・・。んー、またブラウザ・ゲー、スマホ・ゲーが覇権を握るっていういつもの話題ですか?
 まあ見極めるしかないな。

 

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