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2011年10月 7日 (金)

ヴィデオゲームのせいで男はダメになりました。

 ああ、また読者が興味を喪うだろうけど、もういっちゃう。
 どうせこのブログも、DA2のDLC、MotAから第三艦橋に移動予定だし。

 ブルックリン橋のデモがどうなるか、私は気になってしょうがないのだが、金曜日(現地)で21日目に突入するそうだ。驚くべき広がり(悪く言うと趣旨の拡散)をみせている。

 CNN、ひとつめはこれまでの出来事を概括した記事。ふたつめはプロテスターの素顔に迫るというものだが、そっちは当然記者のバイアスかかってますから、注意ね。

 http://www.cnn.com/2011/10/07/politics/occupy-wall-street/index.html

 http://www.cnn.com/2011/10/06/us/us-occupy-protest/index.html

 二つ目の記事、その何枚目かの写真に、プロテスターの素性(バックグラウンド)についてのこのような観察があった。つまり、ヒッピーとパンクだけではないよ、という意味だ。

"There were students, war veterans, Black Bloc anarchists, hippies, punks, professionals, feminists, even tea party supporters. It was a mix representing different subcultures and political groups."

 日本の新聞記事では、UAWなど労働組合も合流するみたいなことも書いてあった。
 とりあえずなんらかの「差別」や「格差」や「貧困」で憤慨あるいは困窮している者、国の、そして自分たちの行く末に「不安」を抱いている者たちが集まって来ている。

 私の読みは、この広がりこそ「アトム化」の最たるものであり、結局際限なく拡散してしまう、というものだが、ひとつ読み違いをしていたので懺悔しておく。
 オバマ再選まじやばい問題と、ティーパーティー運動への沸々と煮えたぎる怒りは見逃していた。そしてオバマ、あるいはバイデンがこのデモについてレスポンドしている。

 今のところオバマは「ウォールストリートは国家経済再建のためなくてはならない」というスタンスのコメントである。バイデンはティーパーティーと比較しつつ、どちらも「アメリカ国家との取引きについて裏切られたという国民の気持ち」によるものだと説明している。

 同じニューヨークだったと思うが、アップルのiPhoneの不具合についてのクレームを申し出た若い兄弟がカスタマー・サービスからゴミのように扱われ、ネット上でその怒りをぶちまけ結構な騒ぎになったという話を日本語版ニューズウィークかどこかで読んだ。アップルが異常な速さと規模で修復を図ったそうだ。
 そうか、私はそこを忘れちゃっていました。日本ではありえないのだが、あちらはイメージ先行文化だった。

 オバマ、バイデンという政権当事者たちは、この件についてなんらかのアクションを迫られちゃっているわけだ(日本では政権から無視されるか、バカな政治家が余計な失言して火達磨になる)。
 それをもって(デモ寄りのなんらかのコメントを引き出してそれをお土産に)終息しちゃうかも。 

 その流れかどうかわからないが、下はある意味予想された話か。

http://games.ign.com/articles/119/1198484p1.html

 CNN Todayのeditorialに William Bennett(かつて父ブッシュ政権でUSの教育担当大臣であった)の説が載っている。「過去40年間、地位向上が図られてきた(アメリカの)女子に対して、男子があまりに情けない」。その理由のひとつがヴィデオ・ゲームである、という説。IGNが反論。

"He mentions high rates of unemployment as if this were the fault of men too apathetic to rise from our Gears of War marathons, rather than a direct and very obvious consequence of a global economic recession."

 グローバル経済不況ではなく、Gears of Warのマラソン・プレイが失業率の原因だとは何事だとIGNが噛み付いている。

 だがバネットの記事をちゃんと読めば、確かにアメリカ男性の就労可能年齢層の20%が働いていない(失業率でいう失業とは同義ではないです)という点について指摘しているが、根本は昨今の失業問題というよりは、「躍進しつつある女性」と「成長しない(でヴィデオゲームばかり遊んでいる)男性」との対比で、「お前らやる気あんのか」と叱咤激励しているものだ。

 もちろん、バネットが根拠として例示している、アメリカ女性の大学卒業率の向上、そして今や大学卒業生に締める割合は男性に対して女性が上回っている、逆転しているというその事実そのものが「女性差別」の結果であることは、(わざとかもしれないが)触れていない。女性はカレッジ・ディグリーがなかったらはなから相手にされないから頑張ったんでしょ?

 「ハリポタ」を観るまでもなく、学園生活を経験していれば女性のほうが優等生なのはわかりきったこと。東南アジア諸国なんて、男性は最初から全然ダメなんで、社会の要職を女性が占めるなんてあたりまえ。日本もそろそろそうなるか?

 そういうように、放置すると「野郎はいざというときクソの役にもたたない」となってしまう状態から、今までどうしてアメリカは逸脱してこれたのか(本当に逸脱していたのか)、を考えたほうが早い気がするんですけど。

 残念ながらバネットは、「ふがいない男子」が増えている原因を短絡的にヴィデオゲーム、テレビ、音楽のせいにしちゃっているから、(その全ての批評メディアを標榜する)IGNとしては「ちょっと待て」と突っ込まざるを得ない。ちなみにIGNはマードックのNews Corporation傘下。テレビ局は保守派のFOXを擁しており、CNNと直接の関係はない。

 いろいろ考えは駆け巡るけど、もう週末だ。Dark Soulsでも遊びながら、CNNでデモの騒ぎの中継でも観続けよう。

 

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