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2011年9月20日 (火)

ゲームが人類の福祉に役立っちゃったよ。

 認めたくないものだな・・・、若さゆえの、って若くねえし!

 先の記事でも触れた、「ヴィデオ・ゲームは世界平和にも人類の福祉にも貢献しない」説。もとは、任天堂の山内翁のご発言。

 例外があったようです。はいはい、間違えてましたよ!

 http://www.gamespot.com/news/6335420/gamers-advance-aids-research

 十年以上も科学者が発見できなかったAIDS治療に役立つはずのたんぱく質モデルが、Folditなるオンラインゲームのゲーマーたちによって簡単に発見されたというお話。
 
 医療分野では、その先端性は古くから知る人ぞ知る、ワシントン大学(シアトル)発。
 ゴー、ユーダヴ(UW)! ゴー、ハスキーズ!(そういえば最近寄付してない(笑)) 

 役立っているのはゲームというよりゲーマーのような気もするけど。

"Although much attention has recently been given to the potential of crowd sourcing and game playing, this is the first instance that we are aware of in which online gamers solved a longstanding scientific problem."

 読者の方々には、もはや「クラウド・コンピューティング」は説明不要でしょう、つか私ごときが説明するとボロが出かねない。

 文中、家庭のPS3やPCのホースパワー(馬力)を束ねて研究開発目的で用いることはすでに行われている、とありますが、今回のお話は、生身のヒューマン・ゲーマー個々人の直感あるいは3Dパターン認識能力などを多数束ねると、今までにない研究成果が実現するのではないかというお話。

 オンライン・ゲーマーが、人類の福祉に貢献した「初」の事例とか。

 実はこのFoldit自体が、こうした目的を意図してユーダヴの研究者によって2008年に製作されたオンラインゲームであるそうだ。

**********

 映画「アポロ13」なんか観ていると、NASAの研究者(ほぼ全員が博士)が、トラブルの発生したアポロ13の軌道計算や、宇宙飛行士の生存に必須な酸素あるいは電力などの残量計算を必死に暗算とか筆算、計算尺でやってますよね。

 NASAの地上メンバーはいいとして、宇宙飛行士のほうは酸欠状態一歩手前、しかも暖房すら利かなくなっている状態で筆算を行うシーンがあります。トム・ハンクス扮するラベル機長が「地上で検算してくれ!」と叫ぶシーンを覚えています。
 宇宙飛行士は当然、知力、体力、気力とも群を抜いて優れたスーパー・ヒーローたちなんですけどね。

 あの時代、コンピューターなんて、でかいだけで融通は利かない、扱いにくくてしょうがない。人間の頭脳で計算させるのが手っ取り早い、それしか方法がなかったっていうことだったのでしょう。

 ところが、あの映画でもっと衝撃的だったのは、CO2を吸収する空気清浄機(LiOHキャニスター)を自作するところですね。
 本来宇宙飛行士が滞在しているはずだったCSM(コマンド/サーヴィス・モジュール)の四角いキャニスターを、緊急避難的に退避していたLEM(ルナ・モジュール)の円形のものに隙間なく嵌めないといけない。
 しかも用いていいのは、たった今アポロ13の機内にあるいくつかの品物と、あとは、数名の科学者たちのIQのみ。

 結局(史実どおり)うまく組み合わせて事なきを得るわけですが、徹夜作業で目を真っ赤に腫らして「どうだい!」と完成品を誇らしげに見せる科学者の顔が印象深かった。

 余談ですが、この話とある意味対比させるように出てくる話。
 事故直後に地球に帰還するための軌道修正(月の引力を用いてブーメランのように周回してくるという、あれ、フリー・リターン)を行うため、LEMの噴射を用いなければなくなる。
 LEMには元々月面着陸用のエンジン二基しか搭載していないうえに、噴射時間はごく短時間しか許されないが、計画には必要十分なものであった。

 ところがLEMを設計・製作したのはグラマン社であり、NASAにつめていたグラマンの代表エンジニアは、LEMは「そんなことのためにデザインしたんじゃねえ!」とLFD(リード・フライト・ディレクター、俳優はエド・ハリス)に直談判で中止を迫る。「うまくいくかどうかなど一切保証できん!」
 失敗したら「グラマン社のせい」にされるのも怖かったのでしょう。
 そこでLFDが叫ぶのが、次の名セリフ。

"I don't care about what anything was DESIGNED to do, I care about what it CAN do."

 計画は実行され、宇宙飛行士の神がかり的ジョイスティック操作もあって、機体を計画通りの軌道に乗せることに成功する。

 「ほらみろ、やっぱグラマン社すげーっ」

 NASAのコントロール・ルームでひとりだけ快哉を叫ぶグラマン社のエンジニア。
 LFDも含め、他の多数の職員は誰一人うんともすんとも言わない(笑)。

 おっさん、そんなこと一言も言ってなかったじゃん。  

**********

 昔、大陸国が宇宙船を飛ばすとぶち上げて誰もが笑った。
 しかも、ニュース映画で流れるその研究風景というのが、講堂らしきとてつもなく広い建物に画面いっぱいに多数の科学者(当然全員博士でしょう)をびっしり並べて、必死に算盤で計算させているというもの。
 確かにそのコンピューティングパワーはすさまじいだろうが・・・。
 笑っていたのは、ついこの間のような気がする。

 今ではもう、神の舟を飛ばす、世界三位の宇宙開発国だそうだ。
 レンホウが血祭りになったスパコン問題だって、今、USや日本などとデッドヒート中。

 収入格差のせいか、経済失速のためかどうかわかりませんが、これからの大陸国のモデル都市を実現するため地方に建設した先端的な「未来都市」は全てゴースト・タウンとなっているとか。
 あの「セカンド・ライフ」のゴースト・タウン化をリアルで実現しているというから凄まじい。
 人がいないから治安も抜群にいい(というか物資も入手できないから生活できません)。

 一人っ子政策の呪いも凄まじく、そのうち大陸国は、日本なんか鼻で笑われちゃうくらいのオートメーション大国、ロボット大国になっちゃうんじゃないかとも。

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