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2011年8月 6日 (土)

【DA2】フレメスとは何者か? (4)

 greywardens.comの連作記事。フレメスに関する考察週間。よっつめ。

 ラス前です。気合入れていこう(なんで?)。

 このネタは俄然盛り上がりそう(私が)。

 フレメスは英雄なのか、それとも悪党なのか?

 私の答えは一部すでに書いた。フレメスは邪悪ではない。だから悪党ではない。これの傍証はたくさんあるが、だからといって善人でもない。身を守るためなら殺人だって厭わない。

 ましてや英雄なんかじゃないでしょう。アライメントはケイオティック・ニュートラル、物語上の役割はトリックスターだ。

 つまり、どちらでもない。善悪、全体善などとは縁遠い存在。

http://greywardens.com/2011/08/flemeth-week-question-four/

 4) Flemeth saves both the Warden and Hawke, who go on to do great things. At the same time, we believe she takes over the body of her daughters to extend her own life. So in the grand scheme of things, do you feel that Flemeth is going to turn out to be an unsung hero of Thedas or one of its greatest villains?

 フレメスが救ったウォーデンとホークは、後に重大な出来事の渦中の人となる。一方で彼女は娘たちの肉体を奪って自らの生命を延長してきたとも言われている。
 グランド・スキームの観点からみたとき、フレメスは賞賛されることのないセダスの英雄なのか。それとも最大の悪党の一人なのか? 

 「娘の肉体を奪って・・・」は事実なんだっけ? そこまでハッキリしたんだっけ?
 まあ、「グランド・スキームの観点」と言っているから、そこはいいのかな?
 

 自分の延命のためだけに大臣のクビをとばす、もとい、娘の肉体を奪うのは「邪悪」です。だからあいつは「邪悪な存在」なんだが。
 

 でも、よしんばフレメスが本当に「娘たち」の肉体を奪っていたとしても(私はそうではないと思っているが)、その目的は何かによって「邪悪かどうか」の最終判断がされると思っているのですが。 

 うるさい子供を黙らせるため、怖い怖い存在をでっちあげるのはどこでも大人がよく使うウソ。チェイシンドの伝説もそうじゃねえかなあ、と思ってんですけどね。
 ありえないくらいの長寿の理由を理屈づけるにも、肉体を転々とするってのは思いつきそうだし。

 フレメス自身が子供の頃のモリガンにしたおっかない昔話(チェイシンドをベッドに連れ込んで、好きなだけいたぶって最後に殺すなど)だって、フレメスの教育的観点からのものだと思う。モリガンが実際に目撃したわけではない。
 
 
(もちろんアポステイト狩りのテンプラーを返り討ちにする、ときには自分を脅かすチェイシンドを絶世の美女の姿で篭絡し亡き者にもしただろうから、殺戮はお手の物でしょうけど)

Screenshot20110312113011765
「チェイシンドの伝説の存在、子供さらい」

Screenshot20110312113013879
「はっ! まるで他にやることがないみたいな言われよう」

 これだけで、「さらってない」と言い張るのは、都合良すぎ?

**********

 ほとんどの人が、フレメスが最後は重大な悪役として本性を現すと考えているようだが、私には決してそう感じられない。本質的には英雄なのではないか、世界の存続を影ながら支える存在ではないかとずっと思っている。第五のブライトを阻止するにも、チャントリーの支配の土台を揺るがすにも手を貸している。

 世界全体の善のためなのか、彼女自身の利得・陰謀のためなのかは、まだわからない。フレメスは生き続けたいと考えているようだし、自分の生存のために直接的な役割を果たさせるために、ウォーデンとホークを救ったこともわかっている。

**********

 両方じゃだめ? とどのつまり、DA:Oのエンディングで英雄は民から愛される存在だと言ったのはウィンだが、同時にそれは、そのうち運気が変わって、民衆が非難する対象を必要とするまでの間だけだとも言っている。

 フレメスは数百年、あるいは数千年の歴史を目にしている。諸国王やチャンピオンたちの興亡も、ダークスポーンの軍勢が世界を飲み込む姿も目撃してきた。
 古の神々と親しく語り、ブラック・シティの回廊を歩いたこともある。その間に、人々を救い、テンプラーを返り討ちにし、チェイシンドの男どもを殺し、ダークスポーンを貪り食らい、自らの子供らを育てた。

 フレメスの忠誠の対象は、第一には自分自身であるだろうが、彼女は本能的に、誰も気がついていないより重大な目的のためには自分の生存が必要であることを知っているのだろう。
 

*********

(訳:このウォーデンは、娘の肉体を奪取する点について考察している。それが事実だとしても、「それだけで邪悪とはいえない」というこの人の意見と私の意見は近い) 

 フレメスは、セダスの出来事を自分に都合が良いように操作しているようだ。このシリーズの素晴らしいところは、多くのキャラクターについて、(作中でステンが言っていたように)「安易な類型に定義づける」ことができないところだ。ローゲインはDA:Oでずっと悪役であるが、その動機が邪悪であると単純に決め付けることはできない。彼は自分で正しいと信じた道を進んだのであり、フレメスもその点同じだ。その行動を額面どおり受け取ってしまうと、ウォーデンとホークを救ったからヒロインや救世主であるとか、不老不死を得るため娘の肉体を奪取するから寄生虫の悪党であるとか、全体を見失ってしまうだろう。 

 しかし他者の肉体を奪取することにより、フレメスは生き長らえ、ドラゴン・エイジ(龍の百年紀)のセダスにとって重要な人物を救い続けることができる。彼女は正しい道を進んでいると信じているから英雄的であり、同時に極めて危険な存在である。善なる目的のため悪事を行う。決して「容易に類推できる」キャラクターではない。 

**********

 フレメスがウォーデンとホークを救ったのは完全に自分自身の目的のためで、セダスに与える影響とは関係ないと確信している。だから賞賛なき英雄にはならない。
 それと同じくらい重要なことは、モリガンとフレメスが敵対し合っていることだ。どっちに与する? モリガンはウォーデンと最後まで共に戦うし、別れるにしても友のままだ。だから少なくとも私のウォーデンはモリガンを信頼しているし、フレメスはやがて悪役の本性を表すであろう。

**********

 フレメスは自分の知識をほとんど開陳しないが、全体善のために働いているのではないだろうか。もちろん彼女自身にも利得があるという場合に限ってだが。

 娘の肉体を奪取するのはたしかにダークだが、果たしてその娘の精神は完全に奪われるのだろうか? フレメスの知識と力は、それぞれの娘の精神を吸収することで増大していくという発想だって否定はできない。

**********

 割れますね。割れると思う。

 Mass Effect のリーパーズのような本当の悪役が登場していないから。当然大悪党が出るだろうというヴィデオ・ゲームのお約束が守られると考えれば、フレメスが一番の候補なのは間違いない。

 私は「容易に類推できる」キャラクターではない説にも賛同しますね。善悪の基準で計れるキャラクターではないと思います。

 どうなるかわからないけど、DAの物語の最後の最後で、フレメスとモリガン(あるいはゴッド・ベイビー)の間でどちらかをプレイヤーに選ばせるのかもしれない。フレメスの最期ってシナリオもありそうだ(死亡確認が非常に難しいだろうが)。 

 最後に、フレメスの評価を最も毀損している、プレイヤーたちの心証を一番害していると思われる、「娘の肉体の奪取」について。 

 「フレメスには数多くの娘がいた」というのもチェイシンドの伝説にありますが、モリガンはフレメス以外誰一人見かけたことがないと言っています(DA:Oのセリフ)。

 つまり、フレメスについては、すべてが伝聞なんです。娘のモリガンが母親から口伝えに聴いた話であったり、レリアナの伝えるフォークロアであったり、チェイシンドやフェラルデンの民が語る昔話。あるいは、チャントリーでひそひそ語られるテンプラーが返り討ちにあった話。

 私たちが目撃したのは、ドラゴンにシェイプシフトする能力。ダークスポーンを蹴散らしてもテイントなど意にも介さずケロッとしている姿。
 またアミュレットに自ら潜むことが出来る。これもホーク一行の目を通じて私たちが目撃している。

 それから目撃こそしていないが、状況証拠からして確かなのは、オステガーのイシャール(だったかな)の塔頂からアリスターとウォーデンを救い出した事実。
 モリガンによれば「大鳥」の姿に変身して爪で一人づつはさんで助け出したそうだ。たしかにあそこでドラゴンの姿で現れたらアーチディーモンと間違えられるし、具合が悪いね。
 ま、どんな魔法でもいいけど、通常では絶対無理な救出をしたのがフレメスであるのは間違いない。

 本当に起きたことがわかっているのはそれくらい。
 
 

 そこだけ見れば、邪悪な存在とはいえない。
 邪悪なイメージは、すべて私たちの目撃していないところのもの。

(おっと、次の記事を書き始めて、もうひとつの傍証を思いついたよ)

 DA:O冒頭で、フレメスはモリガンをウォーデンの手に委ねる。
 

 一般には「闇の儀式」を執り行わせるため、と考えられているし、それ自体の辻褄はしっかりあっている。フェラルデンのウォーデンが全滅しては「闇の儀式」が簡単には成立しなくなるのでフレメスにとって具合が悪い。そのため最期の生き残り、アリスターとウォーデン主人公を救った。結果的にふたりに恩を着せて、モリガンを同行させる。(途中でキックすることはできたかもしれないが、ロザリングまで同行させない選択はなかったよね?) 

 だが、フレメスが「不老不死のため娘の肉体を奪う」という構図が正しいのであれば、どうして手元に一人しかいない「娘」のモリガンを送り出すのだろうか?
 

 モリガンだって、フレメスが実の母ではない。また適当なのをさらってくればいい?
 そうなのかなあ。誰でもいいのかなあ。
 やっぱ、「娘」もメイジじゃないといけなかったりするんじゃないのかな?  何千年も生きているのであれば(それも伝承だが)、また子育ての手間が増えるくらい関係ないか。  

 それとも、モリガンがゴッド・ベイビーを出産した後に、その肉体を奪い、ゴッド・ベイビーの母として育てる? 

 確かに、あのフレメスの小屋で見つかるモリガン専用ローブ。
 まず名前がRobes of Possession。「憑依のローブ」とおっかない。

 そしてスペック。 

+5 magic
+12 defense

+8% spell resistance
-1 willpower
+20% cold damage
 

 注目は-1ウィルパワー。モリガンの抵抗する意欲を挫くって意味か? 

 モリガンはゴッド・ベイビーを宿したら本当はフレメスの元に戻ってくるてはずであった。
 そこでモリガンの出産が無事終わったら、(モリガンは当初知らなかったが)その後にフレメスがモリガンに憑依する企みか。 

 ところがフレメスのグリモアを発見してしまったため、モリガンにその企みが暴露される。モリガンはフレメスの元に戻らない。フレメスが手に入れるはずであったゴッド・ベイビーを今度はフレメスに対抗する手段として使うのか、それもわからないけど。 

 こう考えれば、「娘の肉体を奪取」説が正しいということですね。 

 モリガンがウォーデンに伝えた「フレメスの企み」が正しければ、ですが。
 

 これも伝聞なのですがね。ウォーデンは(たとえメイジであっても)グリモアを自分で読むことはしていないわけだから。

 

 

 

 

 

 

 

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