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2011年8月 5日 (金)

【DA2】フレメスとは何者か?

 ちょいと気分転換。

 いや、ピットレーン出口の混雑を避けているわけではないよ?

 greywardens.comのネタ。

 DAシリーズの狂言回し? それともアイコン? 隠れ主役?

 そもそもフレメスとはいかなる存在か、いつものスティーブ他のグレイ・ウォーデンたちの説を読んで見る。

 「続きを読む」の下。

 「フレメス週間」と題した記事がすでに三つも並んでいる。

 ここでは各筆者の要点だけ。直訳はしません。ご興味があれば本文を。

 http://greywardens.com/2011/08/flemeth-week-question-one/

1) What we’ve seen of Flemeth, it’s hard to tell if she’s brilliant or crazy. Is Flemeth plotting some grand scheme or is she just surviving?

 何か壮大な計画を有している存在なのか。
 それともただ、生き残りを欲しているだけなのか。

 いきなり、難しい(笑)。

**********

 現時点であれこれ言うのは難しい。
 だが、何か恐るべき計画を有しているのであれば、すでにそれは達成されているはずだ。何千年、何百年生きてきたかもわからないが、ただ単に生きていることを楽しんでいる存在ではないか。ゲーミングの世界では、この手の強力な存在は、何かと言うと重大な役割を有していると思い込みがちだが。

**********

 両方とも少しづつあるのではないか。
 モリガンが自分に関するフレメスの企みを暴き、さらに闇の儀式を実行した場合は特に、フレメスは娘から一歩先んじようと腐心しなればならなくなる。モリガン・ベイビーについてまだ何もわかっていないが、そのような強力な存在を、将来フレメスが利用しないというのは考えにくい。
 (訳:「フレメスの軟膏壺に囚われたハエになる」と言っているので利用するってことすかね? ちなみに「軟膏壺に囚われたハエ」は、フレメスがサンダーマウント山頂の祭壇で復活したとき、自分自身を指して言った言葉をリファーしている)

(コメントの指摘で修正)そのような強力な存在が、フレメスのたくらみを台無しにしてしまうことは容易に起きうるであろう。

**********

 DAのキャラクターたちは話をそらすため、あるいは真実を隠すためユーモアに逃げる。アリスターは自暴自棄な自分を隠すため。モリガンはよそ者を信用していいかどうか、皮肉ととげとげしいウィットで武装しつつ見極める。フレメスは「いかれた老婆」の仮面によって、娘からも、対峙しようとする身の程知らずたちからも真の姿を隠し通す。

 フレメスが重大な計画を有しているとは思えないが、ただ毎日、はぐれメイジのように生き残りに精を出すわけでもないと思う。
 世界の変化を観察し、その変化を、あるいはその変化における自分の役割を無視することもしない。
 荒野にひっそり暮らしながら、ときたまウォーデンやホークのような重要人物を救い出す。
 ただ生き延びることだけに腐心してきたとしたら、フレメスはアシャベラナー、the Woman of Many Yearsにはなっていないだろう。

**********

 何か重大な計画を有しているのは間違いない。ボウダンとサンダルのように、このセダスの世界を震撼させる事件を目撃しているだけでなく、ヒーロー(ザ・ウォーデン)やチャンピオンが将来果たす役割にも気づいている。

 彼女の真の動機を探るべきだ。ウォーデンとホークを救ったものの、いずれも見返りを要求している。ウォーデンにはモリガンを同行させること(最終的には闇の儀式につながる)。ホークは自らのカケラを封じたアミュレットを携行するように依頼する。ふたりがブライトの終息、カークウォールの抗争とそれに端を発する戦争に関与したのは、果たしてフレメス自身が口にしたように、ただの幸運であったのか、それとも運命であったのか?

 ブライトの終息とメイジ・テンプラー戦争勃発は偶発的なものであり、フレメスが真に気にかけているのは闇の儀式であると見ることもできる。フレメスはダークスポーンのテイントを受けていない古の神を欲しているのかもしれない(そのくせ、闇の儀式にはウォーデンのテイントを求めていたのだが・・・不思議だ)。

 いずれにしろ、彼女の目的がドラマチックなものであることは間違いなかろう。

**********

 フレメスは自らの生き残りのためには何であっても犠牲にするのは間違いないだろうが、なんらかの世界の秩序を維持するために、(ウォーデン、ホーク、そして私たちの知らないずっと多くの者たちを操って)陰で画策することも厭わないと見ることもできる。フレメスはセダスを形作り、彼女の望むなんらかの形に向かうように誘導する。それがどのような形なのかはわからない。

**********

 ま、期待するほうがどうかしてるってわけで。
 失礼かもしれないが、DAシリーズをひととおりプレイしている私たち以上に、(開発者でもない)彼らが何かの情報を持っているわけがないのだ。

 フォーラムで開発が何かの秘密を口走る、あるいはどこかのインタヴューでライターがぽろっと喋る。そうしたうっかり暴露事件自体が(EAのロウヤーどものおかげで?)今やほとんど起きないのですが、たとえあったとしても一瞬にしてフォーラムなどに広まる。英語を読むのを厭わなければ、そういう情報だってついていけちゃうわけです。

 よって、彼らに多くを期待したのは間違いだった(笑)。
 だが、私だってステータスは同じ。何が何だかわかっていない。

 そもそも、BioWareのDAチームが、ほんとに最初から結末ですべての辻褄が合う、大団円を迎えるように企んでいたかどうかだって相当怪しい。
 まず、チャンピオン・ホークの物語は明らかに「思いつき」だから。テンプラー・メイジ抗争についてはグランド・スキームにあったかもしれませんけどね。フェラルデン難民、ホーク家の物語はどう考えても思い付きですよ。

 Mass Effectのように、リーパーズという究極の仇敵の存在があれば、どんな寄り道をしたって大団円は保証されている(そうじゃなきゃ、そんなストーリーのゲーム造るな(笑))。
 Mass Effect 2はいわば「寄り道」。寄り道であるけど、物語の組み立てがあまりにいけていたので成功したのであった。

 一人の小説家が書いたって自分でもどうなるかわからん、という場合が多いのに、(メンツの入れ替わりも多い)ライターたちのチームで、しかも小説の場合一切関係のないゲーミングという要素に制約されて、最初からすべての辻褄があうように組み立ててあった、というのはないと思う。
 
 もちろんグランド・スキームはあったはずだ。そこを予想するってことですよね。  

 でも、それだけなら、この記事の設問がもう答えになってるといってもいいかもしれない。

 「フレメスは何か壮大な計画を有している存在なのか。
  それともただ、生き残りを欲しているだけなのか」

 画策者(謀略者)でもあり、傍観者(目撃者)でもあり、ある意味、被害者(犠牲者)でもある、ってところかな。

 まず、フレメス自身の口から語られている言葉を信じれば、彼女は「嵐の波間に漂泊する破片」。より大きな存在の一断片。

「ただひとところにおらねばならんのか? 肉体など、邪魔でしかない。
 あたしは全体から遊離して、ただ流れに任せて漂う欠片でしかない。嵐の中で溺れないように必死にしがみつくガラクタと一緒なのさ!」

 こういう考察のとき、超訳は役にたたない。原文にあたろう。

"Must I be in only one place? Bodies are such limiting things.
  I am but a fragment cast adrift from the whole. A bit of flotsam to cling to in the storm!"  

 しがみついているのはフレメス自身か。
 セダス全土に降りかかるなにか「壮大な計画」あるいは「大異変」があるとしても、それはフレメスの自由にはならない。
 だが彼女は「全体の一部」であるので、「壮大な計画」があることを予見することはできる。その全貌は計り知れないとしても。

 フレメスはウォーデンを救い、ホークを救い、自分に都合のいいように見返りを要求した。だから「画策者」には違いないが、「壮大な計画」に翻弄される立場であることに変わりはない。その意味では「傍観者」であり、「被害者」でもあるのでしょう。

 フレメスが「画策者」として導入したモリガン、ゴッド・ベイビーという変数も、自分の自由にならない形に変容してしまった。そういう意味でも「被害者」といえる。

 わかるのはそんなところまでかな・・・。

 ちなみに「傍観者・目撃者」はボウダン・サンダルの役目でもありますよね。サンダルにはなにか固有の役割がありそうなので、厳密にはボウダンのおっさんだけが、DA三部作の物語をすべてつぶさに見る目撃者になりそう。

 

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コメント

A fly in the ointment. 「玉に瑕」「物事を台無しにする」といった意味の慣用句ですね。
「フレメスの計画の妨げに成り得る」といった意味じゃないかなと。お邪魔しました_(._.)_

 そう言う意味があるんですね。
 私は「飛んで火にいる夏の虫」的な感じかと思ったのですが。

I can imagine that such a powerful being could easily become the fly in Flemeth’s ointment in future games.
 
 そうか、「それほど強力な存在だから、フレメスの計画を台無しにすることになる」ってことですかね。ありがとう。

 するとフレメス自身が自分を「ハエ」に例えたのは、なにを邪魔しようとしていたのだろう?


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