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2011年7月13日 (水)

カリスマ(3)

 さて、ここまではちょこっと調べりゃあとは手なりでいけた。

 ここからが問題。

 DnD初期版など、TRPGを含めたRPGのアトリビュート(STR、DEX・・・)を調べないといけない。辛そう。

 と・こ・ろ・が・である。

 世の中には暇人じ・・・、好事家というものがいて、割ときちんと集約されている。

 http://en.wikipedia.org/wiki/Attribute_(role-playing_games)

 さすがに全てを網羅はしていないが、十分でしょう。

 それから、アトリビュートについての著名なエッセイがある。

 http://hiddenway.tripod.com/articles/attrib.html

 DnD初期版も探すのは大変だが、きっと最初からこうだろう。間違っていたら訂正しておくれ。

 Strength、Dexterity、Constitution、Intelligence、Wisdom、Charisma

 Charismaの説明。(1982年の書籍によるらしい)

 Charisma (CHA): Charisma is the measure of the character's combined physical attractiveness, persuasiveness, and personal magnetism. A generally non-beautiful character can have a very high charisma due to strong measures of the other two aspects of charisma. Charisma influences how many spells spontaneous arcane spellcasters (like sorcerers and bards) can cast per day, and the effectiveness of said spells. It also affects Bluff, Diplomacy, Disguise, Gather Information, Handle Animal, Intimidate, Perform, and Use Magic Device checks, how often and how effectively clerics and paladins can turn undead, the wild empathy of druids and rangers, and a paladin's lay on hands ability.

 すなわち、physical attractiveness(見かけ、グッド・ルッキング)、persuasiveness(ウェーヴァーのいう雄弁さかな)、personal magnetism(他人をひきつける魅力)が基本となる。

 たとえ二目と見れないくらい不細工であっても、後者ふたつのうちどちらの資質か高ければカリスマが高いということになる。
 日本語でいう「恰幅がいい」などは、グッド・ルッキングと違うが、カリスマ性を有するステロタイプになってる。どっかの大将軍の跡継ぎが無理矢理太ったとか。三国志に登場する劉備の耳や手が異常に長かったなどという説も、中国にありがちなpersonal magnetismを具現化した表現だね。

 ただしこれには注釈があって、AD&D時代に、CharismaとComeliness の分離が試みられたことがあるようだ。Comeliness とは、それこそ「見かけ」のみ、ルックスのみ!
 あまり好評ではなかったようで、公式ルールとしてサポートはされなかったそうだ。後には"Appearance"で再登場しているが、こちらもオプション。

http://en.wikipedia.org/wiki/Dungeons_%26_Dragons_gameplay

 DnDは4.0に至るまで(その説明や実際の効果については変えていても)この基本となるアトリビュートは買えていない。 

 Charismaが大事な基本クラスというのはいくつかあって、代表的なものは、Bard、Cleric、Paladin、Sorcerer。

 ClericとPaladinはわかりやすくて、100%完璧に「信仰する神から与えられたもの」、つまり「聖性」だ。神の恩恵を喪えば超常能力も喪うことがある。

 Bardは私なりに解釈すると、persuasivenessと、personal magnetismの合体したものかな。「人なつっこさ」、「人好き」、「アイドル性」でしょうか。なお「人」といったら異種族も含む。以下同じ。もういちいち書くの疲れた。
 DA2のヴァリックはBardではなかったけど、まさにそういう造形でしたよね。顔が不細工とは言っていないけど。

 Sorcererの発想はすごくわかるんです。これは文字通りの「魔女」、Witchが原点でしょう。得体の知れない魅力。まさに「魔性」。でもDnDの枠組みでこじつけるのは結構難しい。Wizardと比べて考える。
 
 もう一方のアルケイン・スペルキャスターであるWizardはIntelligence一点張りである。生れつきナントカと紙一重くらいの知性があって、さらに頭が割れるほど秘法を学び続け、修業や実験を積み重ねて強力な魔法の力を獲得する。書籍、巻物、遺跡の刻印などありとあらゆる知識を得ていく。師匠について見習いしたり、アカデミーに入学したりする。

 Sorcererのスペルキャスティングは天賦の才だ。あんまし勉強しなくていい(つかほとんどしてないくさい)から若いときからわりと暇なんで、Wizardと違ってそこそこの武器が使えたりする。

 まー、とっても語弊があるだろうけど、Wizの方は頭割れるほど勉強して入れる○立大学出身、Sorcのほうはお受験さえ突破すればあとはあれな○立大学出身の違いと思えばいいか(おいおい)。

 Sorcはおしなべてphysical attractivenessが高かったりするから、なんだか得体の知れない存在まで惹き付けてしまうのかもしれない。ドラゴンの血を継ぐ者だったりもする。personal magnetismは、「異形の者」という解釈もありそうだね。見た目も人間(んー、とかエルフとか)離れしてる。

 なお、何でも屋RogueもCharismaは無視できない。BluffとかUse Magic Deviceなどのスキルの元になるから。Rogueには高めないといけないアトリビュートがいくつもあるので結構きついんでしょうけど。RogueのカリスマにはLuck、「幸運」のことも含むんじゃないかな。

 このようにカリスマと言っても、解釈だけでたくさん出てきてしまう。他の5つのアトリビュートはは比較的割り切りやすいし、納得しやすいんだが、カリスマだけは漠然としているというか、一つの用語で色々なことを言おうとしているというか、ゴチャゴチャしている。

 そのゴチャゴチャしてるところがDnDの良いところですけどね。

 さて、他のRPGではどうだったのでしょうか。
 一番上のリンクの記事を読んでいると、Charismaは、Presenceとか、Charm、Socialなどと同じだと分類されている。上記リンクのエッセイだと、他にLeadershipもある。お気づきのとおり、他のアトリビュートはDnDのCharismaの一部しか表現されていないようだが、まあいいでしょう。また個人的には通じるところがあると思われるものとして(DnDには表面上はない)Luck、Fate、Chanceなどもある。

 リンク記事、エッセイにあげられている代表的なシステムには(少なくともDnDのCharismaの一部分だけだとしても)概ね導入されていたようだ。エッセイは1997年のものだから、その時点までは「主流」的だったと考えていい。

 使い道、効果は千差万別で、単に「お店で値引きが利く」というもの、NPCがらみで「説得力がある」、「手下が増やせる」、「もてる」、「エッチしやすい」というもの、(むしろ例外的に)DnDのように呪文能力や攻撃力に直結するものまである。

 Charismaに代表されるアトリビュートは、RPGが模している世界の「社会的」な側面を表現しようとしていたと言える。逆に言えば、NPCとの交流に重きを置かないシステムの場合、余りいらないということになる。TRPGではNPCとの交流がないというのはさすがに考えにくいから、濃淡はあっても、なんらかの形で導入されていたようだ。

 ようやく本題である。
 そうしたCharisma系のアトリビュートに、最近とんとお目にかからなくなったのはなぜなんでしょう?

 例えばDAがそうだ。
 と思って色々思い出してみたが、愕然とした。
 CRPGではアトリビュート自体が生き残っているものを探すこと自体が難しくなっているのだ。

 という衝撃の事実をふっておいて次回へ(自分の準備が悪かっただけじゃないか)。

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