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2011年7月23日 (土)

Fallout: New Vegas Eurogamer レヴュー

 できればクリアしてから記事にしたかったが、まだ何時間もかかりそう。

 Eurogamerにレヴューが出ています。9点。ベタ褒め。

 (記事書き終わった時点でIGNのレヴューも出ていた。8点)

 Eurogamerの評価は、本編9点、Dead Money 7点、Honest Hearts 6点。プラットフォームによる違いはない。まあ私の感じからすると順当ですね。

 記事によればクリアに必要な時間は6時間から7時間だそうだ。

 いや、やり直しを入れなくてもかれこれ10時間はやってるぞ・・・。それでもまだクリアまでかなり残ってると思うけど。

 もちろんレヴューにも「クリアするだけじゃもったいない」と書いてある。
 これ、下手すると20時間はうろつけるんじゃないのかな・・・。

 評価が高いから紹介するというよりは、レヴュアーの視点にナットクするところが多いからです。

http://www.eurogamer.net/articles/2011-07-20-fallout-new-vegas-old-world-blues-review

 まだクリアもしていない自分が言うのもなんですが、核心的ネタバレはないものの、細かいのはあるので、「続きを読む」の下。

 全訳はつらいので、はしょりますが、最初の部分は大事なので丁寧に。 

 Falloutは愉快だった。ほんとに、吹き出して大声で笑えるような愉快さがあった。Fallout 3にもNew Vegasにも場違いに愉快な場面はあったが、かつてシリーズを際立てていた、立て続けに見せるシュールリアルなユーモアは、Bethesdaが手がけるようになってから姿を消した。良いニュースは、Old World Blues(OWB)であの愉快な世界が戻ってきたことだ。

**********

 Bethesdaファンには申し訳ないかもしれないが、何度も書いてるとおり、Interplay(Obsidianの原点、Falloutオリジナルの開発者)とBethesdaのストーリーテリングって、スティーヴン・キングとクーンツの違いなんだよな。BioWareもノリは前者に含まれます。
 The Witcher 2も開発者がBioWareオタク集団からスタートしたせいもあり、前者に近い。
 Fable IIIは別。あれはモリニュー節だし、喩えるジャンルがホラーですらないし。

 どちらも押しも押されぬホラーの大家であるが、キング作品はギャグあり、お涙頂戴あり、人間模様あり、カラフルな情景描写が得意なのに対して、クーンツ作品はジェットコースター的スピード感が売りとはいえ、生真面目でしかめつらした主人公が、自分の置かれた境遇からの出口を探して歯を食いしばって命を賭けて頑張るって話。

 どちらが気に入るかは好みの問題であり、私個人は前者、キング派、旧Interplayの流れを汲むほうがお気に入りである。

 この後は過去ふたつのDLCにも触れたりしてるので、一部省略、一部ぼやかします。

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 過去ふたつのDLCは、その設定上の要請もあって、比較的きまじめなストーリー・ドリブンな話であった。Falloutの大きな世界の中では比較的小さいポケット宇宙の中で、クエストによって物語が進行する形。それはそれでいいが、オープンワールドのロールプレイングを拡張する唯一の方法ではないし、OWBは別の方法を選んだ。

 スタート直後のあの朽ち果てたドライヴイン・シアターでの趣向は、最近のFalloutのエピソードのどれにもまして、1950年代のサイファイ・ファンタジアを楽しむというものである。照れくさくなるようなバカ騒ぎは、バック・ロジャースのようでもあり、ミステリー・サイエンス・シアター・3000(MST3K)のようでもある。

(訳: MST3Kは日本で放映されたのであろうか。私はあちらにいたとき観ていたが、悪の科学者に拉致された主人公が、この上ない「バッド・ムーヴィー」(笑)を強制的に立て続けに鑑賞させられるという趣向で、いわゆるB級映画のオンパレード。日本の怪獣映画とか古臭いアニメなども槍玉にあがる。それを観ながら主人公と相棒のロボットがつっこみ続けるのを、視聴者が観て愉しむ番組だった。なんだよ、いまやYou Tubeでなんでも観れるんだな。困ったものだな(笑))

 招待に応じればビッグ・マウンテンの研究施設に送られ、5人のサイエンティスト、正確には「元」サイエンティストたちに出迎えられる。悪い知らせは、君の体から脳が取り去られたということだ。あと脊髄も。あと心臓も。良い知らせは、それらの部位がバイオニック・パーツで置換され、とても強くなっているということだ。
 
 この導入部分は、様々なセリフのおかげでとても愉快だ。Valveも"Portal"で見事なセリフを書き上げたが、それらは君が何かの作業に没頭している間に語られるのに対して、OWBでは旧来の手法をとっている。「ある場所に閉じ込められて、次に何が起きるか待っている」というやつだ。

 そうした愉しい説明が済めば、あとは廃墟となったクレーターの中を自由に歩き回ることができる。プロットは当初ほとんどわからないので、そこらをうろつき、サイエンティストに命じられた様々なアイテムを集めることになる。(以下中略)

 ここからOWBは、New VegasのDLCの中で最もオープンなものになっていく。クエストを行う順番は自由で、ビッグ・エンプティーは面積ではさほど広くないとはいえ、地上には30を超える場所があり、地下にも広がる。うろついていれば、謎の洞窟で巨大な伝説の(ちょめちょめ)にも出会うことができるが、そうするかどうかは君次第。その戦いは、他のゲームならボスバトルとして扱われるだろうが、ここではゲームクリアをちょっと後回しにしようかと思えるような、サプライズのひとつでしかない。

 このレッセ・フェール(laissez-faire、レイセイフィア、自由放任主義)的アプローチは、物語が徐々に進むにつれて実りをもたらしてくれる。ここの科学者たちの確執に関するものだけに限らず、モハヴィ荒野全体にわたる色々なことの背景も知らしめてくれるのだ。
 例えば、あのくそったれな巨大バエのカザドアをどこのどいつが生み出したか知りたければここに来て真実を探るべきだ。

 (新装備、レベルキャップ緩和。新パークなどの色々な説明省略)

 プロットは必要があればペースアップするが、それで君の行動を疎外することはないし、Obsidianが物語を風景で再現する手腕のおかげで、何かが意味もなくそこに置いてあるということは決してない。数多くのメンタツが散乱している部屋や、ハイスクールの校舎にあつらえたテスト・チャンバーを見れば、どの登場人物に関係した話かすぐわかるようになっている。飼い犬用の古いボウルを拾っただけでサイドクエストがはじまり、登場人物の動機づけやライヴァル関係の背景がじわじわと明るみに出始めることもある。

 (主人公の本拠地、The Sinkの説明省略) 

 これらにより、OWBはFalloutのシリーズ再開後では最も印象深いDLCになっている。ストーリーだけでも6時間から7時間は優にかかる。それ以外にもうろつき回り、引っ掻き回す場所はまだまだ残っている。

 そして、このDLCの最も重要な点は、これまで出会った色々なことへの肉付けを施し、この先のことについてもったいぶり、クーリエの旅の終着点である次作Lonesome Roadへのお膳立てを整えていることであろう。

**********

 このノリは50年代サイファイだったのか。さすがに知らん(笑)。 

 巨大バエとか巨大サソリとか、そういえばB級サイファイ映画のテーマですもんね。

 よく考えたらFallout の世界は、その50年代とかそれよりちょっと後にこちら(私たちの)世界との乖離がはじまったのであった、(修正)アメリカと中共の間の緊張関係が高まるのは同じ50年代でも2050年代であった。開戦は中共の2066年のアラスカ侵攻、世界的に枯渇しつつあった原油の奪取が目的とされている。
 わたしたちの世界と乖離がはじまってからだいたい1世紀くらいが経過した頃、旧世界は2077年に発生した全面核戦争でおわりを告げたことになっている。
 ゲームの背景はその核戦争の汚染によって荒廃した新世界(フォールアウト)。 

 こちらの(私たちの)世界ではB級サイファイ・テーマでしかないガジェット類が、ビッグ・マウンテンのサイエンティストたちの世界では「まじめな」研究対象であって、しかも本当に発明してしまっているというところがオフ・ビートな違和感のもとであったのだ。 

 冒頭ナレーションで言っている、「誤った問いへの答え」というものがそれ。「誤った問い」(the wrong question)というのは、もちろん「戦争遂行、戦争勝利のために必要なものは何か」ということなんでしょうけど。 

 研究遂行自体が目的化して、なんのために研究しているかどうでもよくなっていく。ビッグ・エンプティーをさまよう途中で見つかる過去の研究者たちのログを読んでいるとその無軌道ぶりも伺えるような趣向になっている。

 マッド・サイエンティストものも、B級サイファイの定番テーマであった。 
 

 プレイ面も含め「DLCはこう作れ」みたいな褒めっぷりですが、Fallout: New Vegasのようなオープン・ワールドRPGであれば、まさにそのとおりだと思います。

 さてDragon Age: Legacyであるが・・・。

 そこまで期待はしていませんよ(笑)。

 でもせめて10時間はさまよえるといいのだが。

 

 
 

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