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2011年6月 2日 (木)

【DA2】ゲイダー氏インタヴュー、ファンタジー・マガジン(補足)

 続ける前に、ちょっちわかりにくいのかもしれないで、シネマティックに関連した一人称、三人称などについて整理。

・perspective 一人称視点。

 ファースト・パーソン視点から一切逸脱しないものを差す。オープニング・カットシーンなどの背景説明などで、ごくごく一部逸脱するものもありますが、その程度ならこっちに入れてもいいかもしれない。
 COD:MWのソロプレイでは上空からの爆撃機による攻撃が含まれていたし、途中主人公が切り替わるから、あれはほんとは逸脱です。マルチプレイは100%これと呼んでいいかな・・・。死んでしまったら違うけど(笑)。MW2はごめん、プレイしてない。

 Half-life 2やDead Spaceは、一切例外なく逸脱しない、の代表。Dead Spaceは実はアーマーを着替えたとき、それを見せるために一瞬だけ逸脱するんですが、あれもやめりゃよかったのにね。
 Portal 2は安くなってから遊ぼうと思ってるので未経験ですが、噂ではこっちなのでしょうか。上にも書いたように、マルチプレイのFPSも大抵これ。

 Fallout 3でも、記憶にある限り逸脱する場面はなかったかな。オープニングとエンディングが違うのはよしとする。Half-life 2はそこまで含めて徹底してるはずだけど。 

(注意:Fallout 3もNew Vegas同様、ファースト・パーソン視点とサード・パーソン限定視点の切り替えが出来たと記憶してるのですが、便宜上分類はこっちに入れときました。Dead Spaceもそうか。三人称に入れたほうがいいのかな。次に説明するようにヴィデオ・ゲームに限れば両者に決定的な違いはありません)

 主人公(つまりプレイヤーのあなた)に見えていないところで起きている事実は、(見えないから)一切わからない。つまり、我々が日常送っている普通の生活と一緒だ。RPGで言えば、心理面まで含めて自分の考えてることは自分ではわかるが、他人の考えていることはわからないので、これも同様。魔法や超能力は別か。

 あなたがテレビやネットで世界中の動画を観ることができるように、一人称の主人公がゲーム内のデヴァイスを使って、別な場所の出来事の画像を観るのはもちろんOKだ。そのデヴァイスがたとえ魔法のものでも。

・third person limited standpoint 三人称限定視点。 

 The Witcher 2がほとんどこれ。ほとんどのMMORPGがこれ。もっというとだいたいのCRPGがこれ。もっともっというと、サード・パーソンのアクション・ゲームが大抵これ。
 一人称視点との違いは、プレイヤーがキャラクター(アバター)を見下ろしてるだけといってもいい。
 最もわかりやすい違いは、プレイヤーの私はアバターである主人公ゲラルトの顔を鏡やデヴァイスを通さず見れてしまうこと。
 我々人類がゼッタイに獲得できない視点かというと、今の映像技術をもってすればできちゃうでしょうね。
 心理面でも一人称同様、アバターのことしかわからない。

 Uncharted、あるいはUncharted 2では、確かネーサン以外のアバターを動かす場面があったような気がするから次の分類だと思うけど、なかったらここでいいです。

 Red Dead Redemptionもほぼここですね。

・omniscient 三人称全知視点。

 サード・パーソンというだけではなく、物語で起きることを任意の複数の視点から直ちに知ることができる視点。心理面まで含めれば、複数の人物の心理を切り替えつつ解説できる。

 話の途中でいきなり複数の登場人物を切り替え、それぞれ心理を描写するってのは実はへたくそな小説なんだそうだ。読者が混乱するから。切り替わったよー、という何らかのシグナルを提示しないといけないという。一般には、章を変える、パラグラフを変えるなど(日本語で段落を変えただけではダメなようだ)。

 主人公の視点ではないカットシーン(誰か別の登場人物でも、神の視点でもいい)が使われると、その瞬間にこれになる。だから、Half-life 2とかDead Space、マルチプレイのFPSなどの例外を除くと、本当の一人称なんて少なくて、みなこっちになってしまう。

 DAもMEも主人公以外の視点が出てくるのでこっち。DAのように四人パーティーで自在に操作するキャラを変更できる点だけでもこっちでしょう。FF13などのように複数の主人公が切り変わる部分があるのも、この分類の代表的なもの。FF13なら心理面まで含め描写された(ような気がするけど違うか)。Heavy Rainもこれね。キャラクター切り替わるから。

 「一方その頃」と出てきたらもうこれ。スーマリで、マリオの観ていないところでピーチ姫がクッパ(だったかなんだかもう忘れたが)にいじめられていたら、これ。
 ヴィデオ・ゲームではミステリーもの以外では例が少なそうだが、同じ事実を複数の視点から描き分けるのもこっち。

**********

 長々と書いてきましたが、趣旨は、一人称が一番制約厳しそうね、ということが言いたかったの。そんで、今の「主流」のヴィデオ・ゲームで「シネマティック」ってのはこの一人称を厳密に守るべき、みたいな意味に言われはじめているということが言いたかったの。

 それ以外はもう陳腐で古いと。直感的じゃないと。ストーリーも一人称視点でわかるように語れと。
 偉大なプレイヤー様の行動の自由と時間を奪うなと。そのプレイヤー様の自由を奪っている代表がBioWareのDAやMEで多用されているカットシーンなのだ。
 そういうことなのよ。

 そのため、上記三分類でいえば、上から順番に「偉い」となって、一番下が「だめ」となる。
 Valveが天才で、Rockstarがその次に偉くて、BioWareが陳腐、となる。
 プレイヤー様を大事にしているのもこの順番である。

 インヴェントリー画面や、アトリビュート・スタッツ画面はどうなのよ? 何の視点だよ?
 「偉大なプレーヤー様の思考を阻害しない」から許容されるのよ。
 でも、Half-life 2にはそれすらない(ないよな?)し、Fallout 3なんて律儀に全部Pip-boyの画面を主人公が観ていることになってる。Dead Spaceにはインヴェントリ画面があるが、別に観ないでプレイすることができないわけじゃない。

 ご理解いただけただろうか。

 もちろん、私個人は上の順番にキライだが(笑)。

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コメント

オチがいいですね(^。^)

 なにかってとValve天才、Rockstarがスーパースターと諸手を挙げて大絶賛し、BioWareに誹謗中傷を繰り返すあっちのあんちゃんたちにイラッとして書いてしまいました(笑)。

この記事へのコメントは終了しました。

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