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2011年4月19日 (火)

【DA2】ヴァリック(4)

 Dragon Age IIのプレイスルー記事です。ネタバレ注意。

 本文は「続きを読む」の下。

 後日、ハングド・マン。

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「ホーク、この話知ってるか? かなり広まってるぞ」

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「海賊が深夜にチャントリーの聖なる館を襲撃したが、あんたがたった一人で食い止めたって話だ」

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「俺の息を呑むほどいけてる容姿については? 俺の素晴らしい機転のことは?」

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「いや、そこはすっ飛ばして、愛すべきドワーフの相棒の話に続くらしい」

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「ありがままを描こうとしても、物語ってのは大抵尾ひれがつくもんだ。
 だから・・・、みながあんたを恐れ戦くようになっていても驚くなよ」

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「そんな馬鹿げた物語をでっちあげるなんて、何が君にそうさせてるんだ? 」

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「まず、俺自身の声が大好きだし、俺には虚言癖がある。
 いや、実のところわからんよ。ただそうしているだけだ」

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「だが、物語には力がある。歴史なんてまさにそれだ。最良の物語。永く語り継がれる。俺の物語もそうだといいが」

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「何の見返りも求めずに、ただ物語を吹聴して回ってるだけってのが信じられんね」

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「なにも知らんのだな、ホーク。物語にとっては語られるそのこと自体が報酬なんだよ。
 英雄ホークがオーガの両腕を引きちぎるくだりを聴いている聴衆が一体どんな顔をしてるか、あんたも見たほうがいいな。いっぺんだけでもいいから」

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「だったら、自分を自分の物語の主役にすればいいじゃないか?」

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「良きヒーローになるための秘密のレシピがあるんだよ、ホーク。錬金術みたいなもんだ。
 物事に動じない度胸をひとさじ、無私の高潔さをひとさじ、あきれるほどのバカさ加減をふたさじ、それからメチャクチャなでたらめで好きなだけ味付けするんだ。
 で、そいつを時間をかけてじんわりと聴衆の間に浸透させてやる。ヒーローのできあがりだ」

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「畏怖の念を抱かせる手口はわかった。だが、ちょっとくらい尊敬されるところがあってもいいんじゃないのか」

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「あんたは、確かにこじゃれた衣裳を身に纏うわけじゃないし、後ろめたいところのない高尚な人物でもないよ、マスター・ホーク。だが俺の物語にとっちゃまったく問題ない」 

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「心配すんな、あんたが自惚れてのぼせ上がっちまうほど誇張するのはやめておくから」

**********

 ヒーローのレシピにはなかなか興味がそそられました。

 物語のヒーローに求められるのは、堅実、現実的で世知に長けていること(down-to-earth)、わが身を省みない他者愛、気高さ(selfless nobility)、周りをあっと驚かせる無茶な、または大胆な行動(crazy)ということでしょうかね。
 ぱっと、完璧に当てはまる人物が思いついたのは、「ベルサイユのばら」のオスカルかな。あ、ヒーローというかヒロインだけど。
 当てはまる主人公は探せばいくらでもいますね。当てはまらないということは物語も成功していないので人目に触れない、ヴァリックに言わせれば歴史に残らないということでしょう。

 「タフでなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない」というのもありましたね。意訳がはまるとそのパワーがどれだけ強烈かを知るためにも、原文を探して載せておこう。
 これか。

 "If I wasn't hard, I wouldn't be alive. If I couldn't ever be gentle, I wouldn't deserve to be alive."

 そもそも主人公が「自分のこれまで」を言ってるのであって、日本語のような格言的ニュアンスはない。
 「強くなかったらとっくに死んでたでしょ。優しくなかったら今まで生きてたってしょうがなかったでしょ」

 後半は「優しくなかったら生きている価値がない」クソ野郎だといってるんですね。
 「生きていてもしょうがない」が実は正しそうですね。「生きていく気にもなれない」という訳もあるそうだが、「正しい」と「人口に膾炙する」のは違いますからね。格言めいた翻訳にしてしまったから今でも語り継がれるのであって、「資格」というのがその点ではまったんでしょうね。

 前にも書いたが、映画「遠すぎた橋」でナイメーヘン橋を奪取するためワール川の敵前渡河を命じるシーンも思い出した。

 そこでは、この任務の指揮官に求められる資質は、まずタフで、次に経験豊富で、かつ、こんな自殺任務を引き受けるほどバカでなければならない、と語られていた。

 ギャヴィン空挺旅団長からクック少佐が命令を受けるシーン。

 Youtubeにもあったはず。あった。(レッドフォードにしては珍しく)とてもいいシーンなので細かいこというな。

 http://www.youtube.com/watch?v=ACiWrHFMeYY

"What's the best way to take a bridge?"
"Both ends at once."
"I'm sending two companies across the river by boat. I need a man with very special qualities to lead. "
"Go on, sir. "
"He's got to be tough enough to do it and he's got to be experienced enough to do it. Plus one more thing. He's got to be dumb enough to do it... Start getting ready. "
...

"What was all that about, Major?"
"Well someone's come up with a real nightmare. Real nightmare."

 命令を告げた旅団長が立ち去ってから、部下の大尉に言う最後のセリフがいいですね。
 「誰かさんが本当の悪夢を思いついたようだ・・・・。本当の悪夢を」

 渡河に参加した二個中隊の半分の兵は戦死した。死傷ではない、戦死だ。いくら戦争でも、この時代に部隊の半分がほんの僅かの間に死ぬことはない。 

 クック少佐自身は渡河の第一波に参加し、ボートで河を渡りきる間、ずっとヘイル・メリー、祈りの言葉(マリア様お救いください)を叫んでいた。
 作戦が文字通り「神頼み」であったことを理解していたのだ。


 

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