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2011年2月 2日 (水)

若者のコアゲーム離れ?

 ひとつめのネタはネットではおそらく旧聞の部類でしょう。
 電車の中でSAPIOを読んでいたら、かなり大声で笑ってしまった。

 「若者のXX離れ」という記事をウェブでも新聞でも載せれば読者が殺到するそうだ。「近頃の若いもんは」という、おそらく有史以前から続く古今東西、人類不朽のグチに関する話ですが、それを商売に利用しようとする、いやらしい大人の言説についての指摘がまず一個。

 一例は、おそらく産経新聞が以前報じた恵比寿の単館系映画館の閉館のことだと思うが、館主が「若者の映画離れ」のせいでつぶれたみたいなことを言ったとかどうとか。
 その新聞記事を読んだときも、「ちがうだろ、そういうふうに言えと記者が誘導してんだろ」と即座に感じた。あの映画館は立地上お年寄りでも行きにくかった。サラリーマン・OLなどなおのこと行かない。デートなんかで使ったら悲惨だ。「終わったらちょっと食事でも」で普通の繁華街の映画館周辺の倍近い出費になる。

 大爆笑したのは、どこかの誰かが「若者のマイカー離れ」なる言説を逆手にとって揶揄して、「若者の交通事故離れ」というコピーを編み出した話。これはかなりいけるw。

 この記事の著者曰く「ネットはバカと暇人のもの」だそうで、そういう著書もあるそうだ。もちろんそんな本は永久に読まないが。
 こういう論法ってなんていうんだっけ。もっともらしいけどいうまでもなく当たり前のことをさも新しいかのように言う。

 ネットだけにバカと暇人が跋扈してるのではない。先にソーシャル・ゲームの話でも書いたとおり、全世界、全人類がバカと暇人から形成されているのだ。だからその部分集合のネットだってそうに決まってる。
 そうじゃなきゃ、どうしてカイロであんなに人が集まる? バカか暇じゃなければ参加できない。

 こんなブログ、毎日暇を見つけて必死に更新してる私など、バカであって、かつ、暇人だ。AND関数で結ばれちゃってるよ。

 まあ、そういう他愛もない話はいい。実害はなにもない。バカと暇人に政治さえやらせなければ大丈夫だ。古来悲惨な戦争は、そのどちらかが起こしてきたものだ。
 う、あんまり大丈夫じゃないか・・・。

 もうひとつ、これもSAPIOにあったが、こっちには心底脱力した。

 やはり「最近の若いもんは」ネタで、例によって「就活」。これも汚い大人の大好物だ。
 自分たちだって採用や雇用にまともに貢献してないマスコミが旗を振って大騒ぎしている。残念ながら就職で困ってる個々人には「グッドラック」としか言えない。いや、これだけはほんとそういうもんだから。

 「就職試験に有利だと聴いたので、自称経済新聞(実はただの株式新聞)を全部読んだら疲れちゃいました」
 「どのくらいかかったの?」
 「朝から4時間かかっちゃいました」

 お、すげえな、(読む新聞の選択はあれだけど)なかなかやるじゃん、という話かと思ったら、「だから最近の若いもんはダメ」なんだそうだ。サラリーマンが毎日朝から4時間新聞を読んでいられるわけがない。朝刊の文字数はだいたい新書本二冊の分量があるんだ。新聞なんてものは一面と見出しだけ見てつまみ食いするものだ、とこの記事のライターは主張する。
 いや、違う。

 だから、新聞がダメなんじゃん。

 毎日毎日、一部を除いて各紙ほとんど中身の変わらない、そして大部分読まれもしない新書二冊分のテキストをただ垂れ流しているだけだってことだろう。ある種の情報汚染だ。ここでは偏向報道については敢えて触れない。触れなくても関係ない。

 そして同じライターが新聞を読まない若者(「若者の新聞離れ」ねw)について「だってニュースなんてウェブで間に合いますよ」とシレッと言うと憤慨してる。

 あたまわりいな、お前。「一面と見出しで記事をつまみ食いするサラリーマン」と、「ウェブで記事を読む若者」の違いを述べよ。少なくとも私にとっては本質的になにも違わない。 

 しかもサラリーマンが「一面と見出しだけおさえてる」理由は、まったく同様の行動パターンを有していてそれを疑いもしない、バカで暇な上司の居酒屋談義に「そうですねえ」とか相槌打って、ちょっと自分を賢く見せて査定をあげてもらおうという欲求以外にありえない。他にあるなら言ってみてごらんなさい。
 最近の若者は池上某も、なんとかいうあのキャリアウーマン(死語?)代表みたいな女性のことも知らないのでけしからんそうだが、知らなくて結構じゃないか。少なくとも彼ら彼女らのくだらない毒に染まってない。(いや、違うな。やつらは何が気に食わないかというと「毒」がなさ過ぎるのだ。無色透明すぎてつまらない。だからあの記事で同列に論じられていた香山某を私は敢えて書かなかったのだと今気がついた。彼女はちょっと危ないから)

 効率性(検索容易性など含む)ではウェブのほうが勝る。私の場合、刷り込みを受けてる旧人類に属するということもあるし、紙媒体の新聞・雑誌は予想もしない記事に出会うという効能があるから読んでいる。例えばフランスのコミック、メビウス作の「アンカル」についても新聞で知った。
 ただしこれもすでに旧聞の類なので売り切れ中・・・。2ヶ月しないで売り切れかあ。まあしょうがない。今や良いものはネットの力で爆発的な広がりでもって情報が共有される。そういうものだ。

 地上の生物は、生まれた瞬間は全部バカだ。人類だってそうだ。そこからヨーイドンで経験や情報を取得して知識を蓄積する(なお定義上、知識と呼ばれるものは脳みその中にしか存在しない。形あるものや共有できるものは情報だ)。
 だからどの時代でも、一般に若者は未熟に決まってるのだ。普遍的事実。「一般に」と言うのは例外もありうるからだ。個体差ってものがあるし、環境は均一じゃないからね。

 私がグーグルがなぜ恐ろしいと感じるかというと、彼らが強引に推し進めているのはこの知識の蓄積を加速度的に高めてしまおうという試みだからだ。前述のように知識は個々人の脳みその中にしかないので、グーグルは情報の蓄積を「効率化」している。しかも爆発的な速度で。
 大学なるものが発祥以来行ってきた、でもずっとのんびりしていた知の蓄積のスピードを永久に変えようとしてるのだ。知識の蓄積は大脳がやるのでそんなスピードアップしないとしても、タイムコンジューミングな情報収集の部分がありえないくらい効率化されてしまう。
 知識の蓄積自体のスピードを変えてしまうとなると、大脳をいじくるか、人類以外で代替しないといけないので、これはもうSF。バイオテクノロジー、ナノテク、シンギュラリティとか、関連分野色々ありますが長くなるので割愛。

 そういう意味でグーグルは既成概念の「破壊神」というよりは、既成概念である知の蓄積を極限までブースト・アップしようとしてる「スピードの神」だと思う。一方ジョブズは私たちと同じただの旧人類だから違う。人類の歴史へのインパクトはきっとぜんぜんないw。

 勢いで書いたが、まだゲームとどこも繋がらないw。ゲームと関係ない記事は極力避けたいんだけど、弱ったなw。

 そうはいっても「若者のコアゲーム離れ」は困りますね、というマスコミ的思考停止でお茶を濁すかw。

 

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