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2011年2月18日 (金)

【DA2】LI(Love Interests) (3)

 三つ目です。バレンタイン・デイ・ネタだけに今週で終わらせないと旬がw。

 だが小説風の長文が続く。まるで入試時代に戻ったような気分だw。
(いやいや、大学入試の英語読解などこういうのに比べたら全然どうでもいいレベルですね)

 余談ですが、某所読者レヴューなどでDAやME英語版を遊ぶためには「高校卒業並みの英語力が必須」と、まるで、決まり文句のように出てきますが、ちょっと待て。

 日本の英語教育をひととおり受ければ、高校卒業時点でもう教わることはないのだ。
 それ以降、英語教育ってのは存在しない。大学でやるのはあれは文学だったり言語学だったり、学問の話だ。
 ただしボキャブラリーは、教科書だけ読んでちゃもちろんまったく足りないですけどね。
 ではなぜ英語がわからない人が多いかというと、「私も含めて」マジメに勉強してなかったからねw。
 そしてその原因の一環は、何度も書いているように、アグネス・チャンしか興味ないような国連がどうしたこうしたという超くだらない素材ばかり使うからでもあると信じている。

 だから「高校卒業並みの英語力」というのは冗長表現だと思うんだが・・・。

 そうか「中学卒業レベルの英語」でOKという場合があるのか。

 ないよ、そんなのw。セサミ・ストリートも危ないかも。
 え、なに、シューター? FPS? そ、そんなことは私は言ってません!w

 「続きを読む」の下。

「足元に気をつけて、ダーレン」

 キーパーの警告は遅すぎた。でもそれもいつものこと。わたしは岩に躓いて膝をひねり、とっさに掴んだぎざぎざの岩で掌の皮を擦り剥いてしまった。マイサル・エナスト!
 いい加減に自分の進む道を注意して見ることを学ばないと。苦労して立ち上がり、血だらけの手のままで、わたしはあたりを見回した。

 わたしたちはたどり着いた。

 洞窟の入り口は、サンダーマウンテンの中でも耐え難いほど不気味で、肝試しの証のメダルかなんかを取りに行くにはもってこいの風情。

 セダス大陸でおそらく最も恐ろしげな山。暗闇からまるで息づいているかのように霧が渦巻き出ており、その周囲の丘肌は一面不毛の地。近づく生き物全てを貪り尽くす、ばっかりと大きく開いた口・・・。

 あまり褒められたものの見方じゃないわね、メリル。前向きに考えましょう! 少なくともお天気は上々なんだから。

「あなたも気がついた?」 キーパーの声でわたしは現実に引き戻された。彼女はわたしの答えを待ち構えるようにしてこちらを見ている・・・、ということはわたしは何かを失念してしまっているということなのね。わたしはチュニックの皺を伸ばしそうとしたあげく、その前面に掌の血糊をびっしりこびりつけてしまった。我ながら最低。依然として彼女が何を待っているかはわからない・・・、ああ! 答えね。なるほど。

「はい、キーパー。ここでは声がずっと大きくなってます」 囁き声が頭の片隅にまとわりついており、集中すればその意味するところがわかりそうな気がする。野営地にいたときには夢の中でしか聴こえず、眼が醒めるとその言葉は消えてしまっていた。そして耐え難いほどの孤独の念、その記憶だけが残った。キーパーですら、二日目の夜には目を醒ましたとたんに咽び泣いていたほど。

 ここに来てくれ。

 私は身震いした。間違いなく、ここが源だ。

「付いてきて、ダーレン。それと、気を引き締めてね」 キーパーの姿は洞窟の腹ぺこの口の中に消えていく。わたしは深呼吸し、続いて中に入った。
 
 日光が燦々と降り注いでいた山肌から急に暗闇に入ると衝撃が襲った。まるでとても暑い日に氷の浮いた水溜りに飛び込むようなものね。やがてわたしの目も薄暗さに慣れてきて、わたしたちふたりは隘路を通リ抜け、大きな空洞に出て・・・、そこで廃墟を見つけた。

 長い歳月による劣化とまとわりついた樹木の根茎の仕業で天井部が壊れ、その割れ目から光が差し込んでいる。寺院なのか、墓陵なのか、わたしにはわからない・・・。とても奇妙。
 
「エルフのものとは思えないですね、キーパー。おそらくテヴィンター?」 わたしはキーパーのほうを見たが、彼女は忌々しげに眉を潜め、わたしがその意味するところを嫌というほど知っているその表情で、拱道らしきものを静かに見つめている。可愛そうな拱道。何も悪さをしてないのに。

「ここがあの戦争に係わっていた場所なら、誰が建てたかは問題じゃないわ。ただ危険なだけ」 キーパーは、もう興味を喪ったかのようにして拱道に背を向けた。「もしあの戦争と関係のない場所だとしたら、何だかわからないけど、それでも依然として危険」
 彼女の理由づけにはどこか辻褄が合わない部分が感じられたが、こんな墓陵のある洞窟の真ん中は論争にふさわしい場所とも思えなかった。彼女は短い階段をくだり、その下の寺院に入っていった。

 わたしは彼女に続き、拱道を通り過ぎるときには、それを元気付けようとして軽く手で叩いた。

 ここに来てくれ。

 声は、寺院の一番遠いところにある、しゃがんだ姿の大きく醜い彫像のところから来ていた。それには数多くの手と脚がある。ふーん、これじゃ良い結果は全く期待できそうにないわね。

「わたしたちを呼ぶお前は誰だ?」 キーパーがきっと胸を張り、問い質す。 アーラサンのエルフたちがそうであったろうとわたしが想像するように、彼女の物腰には威厳と賢明さが漂い、またその声の響きは、相手が精霊であろうが何であろうが、ことと次第によっては打ちのめすつもりであることを物語っている。かつて彼女はその声で荒らぶるシルヴァンをどやしつけ、相手はまるで恥じ入ってしまったかのように口ごもったものだ。まあ、樹木が恥じ入るように見える限りにおいて、ってことだけど。

 助けてくれ。

 あら、それじゃ全く答えになってないわね。

 キーパー・マレサリの背が高くなったように見えた。まるで怒れるデーリッシュ一族の聳えたつ支柱にでもなったかのようだ。
「名を名乗りなさい! さもなくば黙りなさい」

 予は囚われし者。助けてくれ。

「名乗りなさい!」 キーパーがここまで怒りたくっているのは初めて見た。タムレンが行方不明になったあの時もここまでの怒りではなかった。

 三度繰り返す、三がどうやら魔法の数字だったようだ。

 尊大。


 答えるその声はまるで冬の風のように、冷たくざらついていた。

「ディーモン」 キーパーはまるで嫌な味がしたかのようにその言葉を吐き出した。彼女はわたしに頷いて見せた。「彫像に閉じ込められてる。野営地を襲う心配はないわね」 彼女は振り向くと、満足げな顔で帰路につこうとした。

 待て! 予がここに幽閉された歳月すでに数えること能わず。お主らの王国が崩壊する様もこの眼でつぶさに見てきた生き証人だ。助けてくれ、デーリッシュのキーパーよ。さすれば予の目撃した全ての知識を与えん。

 つかの間、わたしはかつて世界がそうであった姿の幻影を見た。セダス全土に権勢を誇る帝国、煌びやかなエルフの都市群・・・。

 全て、お主らのものだ。

「来なさい、ダーレン」 キーパーが促した。幻影は消え去った。

 わたしは彼女のあとに続き、日光の下に戻った。

**********

 うー。ディーモンとの取引かぁ・・・。
 まあ、この顛末と、DA2にどう絡んでいくのかは、皆さんで想像しましょう。

 ちょっと驚くことに、メリルは夢見がちな不思議少女になってしまってます。
 DA:Oに登場したときのメリルはそんなノリだったっけ?
 無駄に膨大な過去画像倉庫を漁ってみても・・・。ハッキリそうわかるセリフなどはないですね。元々セリフの多いキャラではなかったが。
(同じデーリッシュ・オリジン編では、キーパー・マレサリも、行方不明となったタムレンも登場しています。Originsをプレイした方にとっては蛇足情報ですが)

 ダーレン、 da’lenは、エルフ語で"little child"、訳すなら(直接の血縁の有無に係わらず)「娘よ」ですけど感じが出ないのでそのまま。マイサル・エナスト!は、Mythal’enast !で、これは意味がわかりませんがおそらく「Mythalの神の名にかけて!」とか英語の"Oh, my god !"的な間投詞でしょう。発音はあってるかどうかわかりません。

 スゴイ重箱の隅ネタですが、DnDのエルフ、ドワーフなどと違い、DAのエルフには暗闇でも眼が見える能力はないようです。なんつったっけ、インフラヴィジョンか。正しくは赤外光が見えるってことだっけ?
 メリルさんは私たちヒューマン(リアルのね)と同じように光量に応じて瞳孔をアジャストしてますね。

 ディーモンの名前である「尊大」の原文は"Audacity"。「大胆不敵」という意味もありますが、日本語でこれはどっちかってと美徳ですよね。やはりディーモンの名前は傲慢、欲望、怠惰など悪徳で揃えないといけないので「尊大」。はたしてプライド・ディーモンの「傲慢」とどっちの序列が上なのでしょうか。
 そのわりにディーモンの尊大さが出ていませんけど、それは私の筆力の問題w。
 日本語は一人称に苦労しますね。「俺」ってわけにはいかないし。尊大な一人称で思い浮かぶのは「俺様」だけどw。

 尊大も傲慢もなんとなく意味がインターチェンジャブルのような気もするんで、ちょっとネット辞書で調べましょう。

尊大: いばって、他人を見下げるような態度をとること。また、そのさま。高慢。横柄。

傲慢: おごりたかぶって人を見くだすこと。また、そのさま。

 一緒やんw。

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