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2011年1月31日 (月)

【DA2】ゲイダー氏インタヴュー TVシリーズになるなら

 前記事に続く、パート2です。
 「続きを読む」の下です。

 今回、gamezoneのインタヴュアーは、正鵠をついているのか、あるいは態度に失礼のない人なのか、ゲイダーさんとの間でかなり実のある会話が成立しています。
 ゲームサイトのインタヴュアーには、ちゃらいというか態度悪いのが多いのか、長文のインタヴュー記事を読んだら、全編ゲイダーさんがただ煙幕張って終わるという無力感に苛まれるようなことがあるが、今回はないですね。
 あるいはゲイダーさん自身の態度が変わってきたのかな?

Q: 個人的にOriginsをプレイしていたとき、Game of Thronesという本も同時に読んでいました。今、Game of ThronesはHBOのTVドラマになった。BioWareにテレビ製作会社がやってきて、DAのTVドラマをやるにあたって、どのような方向性でやればいいか聴いてきたとします。ご自分のストーリーをどのようにしてテレビ化してもらいたいとお考えですか?

(注)Game of ThronesはGeorge R. R. Martinのベストセラー小説に基づく、中世ファンタジーのドラマ。原典は"A Song of Ice and Fire"で、これはしばらく前に邦訳も出ていて、個人的に買ってはいるけど読んでいないシリーズw。おっと、調べたらすでに絶版か! 高く売れるかな(ちゃんと読めよ)。
 ゲイダーさんが一時期George R. R. Martinに凝っていると発言したことを知ってて聴いてるので、このインタヴュアーはやっぱレベル高い。
 HBOのショーは日本にはまだお目見えしてないのかな。放映されたら再版あるかも。高く売れなくなるな(いいから読め!)。

A: わからんねえ。難しい質問だね。Originsのテレビ化を言ってるの?

Q: Dragon AgeをDragon Ageたらしめてるものは、あなたにとってなんでしょう?
 Game of Thronesではテーマは政治で、DAでは例えばドワーフ社会にそのようなものがありました。「オークがここにいてエルフがあっちで、お互いに戦ってる」とかそういう話じゃなくて。

A: そういう要素はあるね。古いファンタジーの「罠」が全部あるが、我々の考えはそうした馴染み深いものをとらまえて、ちょっとひっくり返してみることだ。エルフは他の物語世界同様に虐げられた種族だけど、我々のファンタジー世界ではそこにリアリズムをちょっと加味してる。私自身その味付けは好きだし、なかなか好評のようだよ。

 TVショーについて言えば、DAにユニークな要素にフォーカスして欲しいというだろうね。ファンタジーのお約束はあるから、在り来たりの(generic)ファンタジー物語をDAの世界でやることは可能だ。でも、なんでそんなことするの?

Q: 例えば、Legend of the Seeker(注)のように?

(注) Legend of the SeekerもまたUS/ABCのTVショーで、そこそこ評判のファンタジーものですが、ゲイダーさんはお気に召さなかったようです。つまりここではインタヴュアーは在り来たりの(generic)ファンタジーの例としてあげてある。

A: たまたま5分くらいみたけど「ふーん、なんだかわかんないな」となった。カリフォルニアの人の髪をブロンドの髪に変えるような真似をしないファンタジードラマはどれも好きだけどね。あれはチープだよ。

 だけど、とにかく、DAにユニークなことにフォーカスしてくれというだろうね。例えば、メイジとテンプラーの確執とか。メイジは個人の自由が公共の福祉のために制限されていることに伴う様々な障害に見舞われる。現世のテロリズム問題を考えればとてもタイムリーな要素だと思うよ。安全保障対自由ってのは激論を呼ぶイシューだ。エイリアネイジでもデーリッシュでもいいけどエルフの苦境についてでもいい。それからドワーフたち。我々のドワーフは見た目ドワーフだけど、オーザマーに行けば即座にそこいらの標準的ファンタジー社会のドワーフではないことに気がつくだろう。わざとそうしてるんだ。

 標準的ドワーフを一言で言うと、彼らは名誉を重んじる酔っ払いである。このビザンチン(Byzantine、ビザンティーン)の街にあるような政争と謀略に明け暮れているドワーフを見て皆びっくりしたろうけど、我々は自己の権力拡大を狙うドワーフのほうが全体の話のなかでもしっくりくると考えた。事実、そんなことを続けていれば彼らは死に絶えてしまうかもしれないのにね。

 フォーカスできることはいくつかあると思う。全てにフォーカスして欲しくないし、TVドラマにそんな時間の自由はないだろう。でもどれかを選んで、特に私が気にいってる要素を選んでくれという。メイジとかエルフとか、現代のリアル世界のイシューになりうるものだね。ちょっと姿を変えた時評になるようなものかな。

Q: お話できるなら、DA2でお気に入りのキャラクターを教えてもらえませんか。それとできれば、どれでもいいのでサイド・クエストについてもぜひ話して欲しいのですが。

A: 正直いって、アヴェリンにはちょっと驚くと思うよ。最初の頃、彼女はファイターの枠をあてがわれただけで、我々も彼女をどう取り扱っていいかさっぱりわからなかった。だが、どんどん成長していった。ライターの集団が皆で話し合ってアイデアをぶつけあって、最後にみんなが感動するような話にぶち当たったっていう話の好例かな。
 彼女はLuke Kristjanson が担当したんだ。彼もここでは長い。ミンスクも書いた。BioWareの設立頃からやってる偉大なライターだ。彼女には力強い姉のような趣が、とても賢い形で与えられていて、私自身、本当に出来栄えに満足してる。キャラクターがよくあるパターン(a mode)に陥ることは非常に容易だし、それは頻繁に起きうるんだ。そう狙ってなくてもそうなることもある。ある方法で書き始めたのに、いつの間にかどっかで見聞きしたような馴染みの道を歩み始めてしまうことに気がつく。早めに気がつけば脱出可能だけど、もう引き返せないところまで進んでしまうと、皆に「うーむ、よくあるタイプ(archtype)だよなあ」と言われてしまう。これはしばしば起きる。

 アヴェリンは、とても素晴らしい、確固とした力強い女性キャラクターとなった。性悪女(bitchy)でも必要以上にセクシーさを感じさせるような類型でもない。Lukeは本当によくやったよ。彼女は類稀なるユニークさを持ったキャラクターだと思う。

Q: お時間をとっていただいて、ありがとうございました、デヴィッド。

**********

 ファンタジーなんだけど現代時評にもなりうるようなTVドラマ。
 うーん。北米の人だからかなあ。実はハリポタは完璧にその逆を行っていますね。リアリティとの接点はほとんどないと思うんですが、いや、本当はあれが英国社会のリアリティなのかな?
 メイジの置かれた苦境は、例のスコット・カード原作のコミックDragon Ageでも描かれていることもあり、DAの象徴的な物語ではあります。

 TVドラマは難しいですね。丁度読み終わったダン・シモンズのイリアム・オリンポスのシリーズとその短編。
 中身は・・・。「いくらなんでも風呂敷広げすぎだろ!」とだけ申し上げておきますが、ダン・シモンズが「スタートレック」の脚本を「書かせてあげるから」といわれたときの話が面白い。

 連星系にまつわる設定を「スタートレック」の製作側の人間にひとしきり長々と電話でしゃべった後に相手が一言。
 「ところで、連星ってなあに?」

 結局「あんたの設定はお金かかりすぎ」でボツになってシモンズ本人もやれやれで終わったという話。
 DAのTVドラマ・・・。いらないかなあ。

 レイドロウ氏も言ってましたがDA2のアヴェリンのお話。超期待です。
 Luke Kristjanson は以前にもちらとフォーラムのコメントご紹介しましたが、かなり賢いお方のようだ。類稀なるキャラクター・・・。
 んー、どうなんだろ。

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